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Super! YA
ジェンナ―奇跡を生きる少女

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  • サイズ B6判/ページ数 375p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784092905184
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

出版社内容情報

記憶を無くした少女の不思議な物語

SUPER!YAシリーズ18作品目。
いつとはわからない近未来を舞台にしたファンタジックな物語です。記憶を無くした少女が記憶を取り戻していくにつれて、自分の存在の秘密を知ることになり葛藤します。自分は誰なのか、どうしてここにいるのか、なぜ何も覚えていないのか……。これは、記憶喪失なのだろうか?それとも、他に理由があるのか……?
そこには、近い将来起きるかもしれないこと、絶対ないとは言い切れないことが起きています。特殊な状況におかれたジェンナの物語は、急展開していきます。
ミステリーであり、SFであり、思春期の少女の心の動きを描くYAでもあり、生命のあり方を見つめる科学小説でもあり、親子の葛藤をテーマにした家族小説でもあり、切ない恋愛小説でもある、贅沢な一冊です。


【編集担当からのおすすめ情報】
本作品は、ゴールデン・カイト賞を受賞。ローカス賞YA部門推薦、アンドレ・ノートン賞受賞、ドイツの児童文学賞YA部門ノミネート。そのほかにも、アメリカの州で行っている児童文学賞を10以上も受賞している非常に評価の高い作品です。数多くの文学賞を受賞しているこの作品のすごさは、読み終わって実感して欲しい、そんな作品です。この本には、一言で言い尽くせないおもしろさがあるのです。
「こんな小説を読んだことがない」。これは、翻訳者の三辺さんが、最初に本書を読んだときの感想ですが、まさに、今までにない物語です。
20世紀フォックスが映画化権を獲得、アメリカでもっとも注目されている話題作。公開が待ち遠しい作品です。

メアリ・E・ ピアソン[メアリイー ピアソン]
著・文・その他

三辺 律子[サンベ リツコ]
翻訳

内容説明

私は誰?記憶喪失なの?事故にあったのは、一年半前だという。でも目覚めたのは2週間前。何が起きたのだろうか?上手く歩けないのはなぜ?ジェンナの頭の中にあるたくさんのクエスチョンマークは、物語が進むにつれてむしろ増えていく。ジェンナが新しい自分を見つけ生きていく勇気の物語。

著者等紹介

ピアソン,メアリ・E.[ピアソン,メアリE.][Pearson,Mary E.]
1955年南カリフォルニア生まれ。『ジェンナ―奇跡を生きる少女』で米国図書館協会賞、ゴールデン・カイト賞等を受賞

三辺律子[サンベリツコ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

seri

60
私を私と決定づけるものとは何だろう。記憶、身体、意識。どれかが欠けてもそれは私と呼べるのだろうか。SF、医療サスペンス、青春小説、哲学。内包されているテーマが多岐にわたり、そのどれもが容赦なく重くまっすぐにこちらへ突き刺さる。否応なく考えさせる。人間とは何か。自分とは誰か。親の愛情とエゴ。医療科学の可能性。タイトルの示す通り、これはジェンナという1人の女の子の物語。例えるならそう、青い蝶のような。蝶のはばたきが起こすのは、そよ風にもならない空気の震えか、世界の裏の竜巻か。決めるのは、見出すのは、読者自身。2014/05/04

星落秋風五丈原

30
単なる記憶喪失ものかと思ったら人間とは、命とは、という深遠なテーマに繋がっていた。2017/08/21

あっちゃん

19
YA!何となく、謎が多すぎて先を深読み!もしかしたらと思っていた通りだったけど、これはミステリーではなく、あくまでも青春もの!主人公の自分自身を一生懸命に探る物語でした!私的には、お祖母ちゃんナイス(笑)といったところ!2016/07/13

かっぺ(こと悩める母山羊)

19
児童書。事故に遭い、目が覚めたジェンナ。でも自分の記憶も、家族の態度もなんだかおかしい…。自分は一体なんなのか、自分というものがどこにあるのかを探すジェンナ。肉体が際限なく再生可能となった未来で、親たちが選択したことはエゴなのか、愛なのか。現実を受け入れるしかないジェンナの抵抗と葛藤が描かれている。2014/05/30

kaoriction

18
「わたし」の定義。ジェンナの、定義。①臆病者 ②おそらく人間 ③そうでないかもしれない ④まちがいなく違法 「親になってみなきゃ、ぜったいにわからないわ!」ジェンナの母は言うが、親になってみても、わからない。ジェンナの、自分の、人間の、定義とは。少なくとも、私自身はジェンナの両親のような選択はしない。できない。子の生命に対する愛情も千差万別だ。そういう選択をしたから、しなかったから、ということだけで愛は計れない。YAだけれど、重く、深く哲学的な作品。生きろ。たとえ、どんな風であっても。魂の重さを感じて。2020/09/22

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