内容説明
謎の動物雲猫(クラウドキャット)って何だ!?少年マットと少女ケイトが飛び込んだ手に汗握る冒険の旅。映画化進行中!大空を駆けぬける飛行船ファンタジー。
著者等紹介
オッペル,ケネス[オッペル,ケネス][Oppel,Kenneth]
1967年、カナダ、ブリティッシュコロンビア州ポートアルバーニ生まれ。12歳ごろから作家を志し、14歳のときに書きはじめた初の小説が作家のロアルド・ダールに認められ、17歳のときに出版される。児童・ヤングアダルト向け小説22点、一般向け小説1点を発表、カナダなどで多数の賞を受賞している
原田勝[ハラダマサル]
1957年生まれ。東京外国語大学卒。埼玉県在住。ヤングアダルト小説を中心に、英語圏の優れた小説の紹介に力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる
52
飛行船が活躍する架空の世界。巨大な飛行船で働く少年と、亡き祖父の夢を果たすために乗船してきた少女が、未知の生物「雲猫」を追って冒険をします。ボ-イ・ミーツ・ガールの王道のような児童小説。未知の生物を追いながら、海賊ならぬ「空賊」に襲われる展開はスリリング。飛行船の飛翔感溢れる描写も魅力的で「ラピュタ」 を彷彿させます 。物語としては良く出来ていますが、人がたくさん死ぬのは児童文学としてはどうなんだろう(死に方も結構酷いし)。2017/06/14
timeturner
6
飛行機ではなく飛行船と気球が当たり前の世界というだけでうっとりしてしまうけれど、そこに空飛ぶ猫まで出てきたらもう私を止めるものはない! 空賊に襲われて無人島に漂着ってあたりもわくわくするよね。2016/05/06
kiji
4
水素より軽い気体が存在し高速で飛行船が飛び交う世界。そこで出会った少年と少女の冒険活劇ということで、ほぼラピュタと同様なお話でした。国は違えどエンタメの書式は変わらないようです2011/04/02
とぶとり
4
児童文学。飛行船が舞台の物語と言うと「ラピュタ」のイメージが強いのだが、残念ながらそれを上回るインパクトは無かった。だが、典型的なボーイ・ミーツ・ガールのお話に博物学的興味と活劇を絡めた物語運びはお見事。2009/10/25
ruslan
3
人々が飛行艇を駆り空を行き交う、大航海時代のような世界に少年の冒険活劇。空賊あり、未知の生物あり、ロマンあり★ふしぎの海のナディア、エターナルアルカディア、ラピュタ2018/06/15