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出版社内容情報
こどもに優しい病院作りをめざして活躍する女性の物語
アメリカやカナダの小児病院では、「チャイルド・ライフ・スペシャリスト」という医療スタッフが活躍しています。この人たちは、白衣ではなく、普段着を着ています。注射器や聴診器ではなく、おもちゃや人形、絵本などを持って、病室にやってきます。入院してきたこどもの不安や緊張をやわらげ、元気になるよう手助けするのが仕事です。ぬいぐるみや人形などを使って、これからどんな治療がおこなわれるのか、きちんと説明すれば、こどもは病気に立ち向かっていけると言います。
著者の藤井あけみさんは、アメリカでチャイルド・ライフの勉強し、1997年、日本で第一号のチャイルド・ライフ・スペシャリストになりました。本書は宮城県立こども病院の建設・運営計画から携わってこられた藤井さんが、病院で出会ったこどもたちのエピソードを綴った、心あたたまる物語です。
現在、日本では22の病院でチャイルド・ライフ・スペシャリスト・が活躍しています。この本を読んで、若い人たちがこの職業に関心をもち、こどもにやさしい病院がふえていくことを願って企画しました。
こどもを持つ親はもちろん、就職を考えるようになる中高生にも、広く読んでほしい本です。
藤井 あけみ[フジイ アケミ]
著・文・その他
大塚 敦子[オオツカ アツコ]
写真
内容説明
みなさんは、「チャイルド・ライフ・スペシャリスト」という職業をご存じですか。病気で入院してきたこどもたちの立場に立って、不安をやわらげ、気持ちが明るくなるようサポートするのが仕事です。著者は、アメリカでこの資格を取り、日本で最初の「チャイルド・ライフ・スペシャリスト」になりました。本書では、著者が病院で出会った子どもたちとの、心あたたまる体験がつづられています。
目次
お菓子の家のエレベーター
ふしぎの国たんけんツアー
だってハサミで、きるんでしょ
こどもが注射をする時
ロケットに乗って宇宙旅行
こどもの味方になるということ
一人ひとりの誕生会
ダイちゃんとあほうどり
小さなことを大切にする大切さ
こわくない痛くない採血の秘密
手は、なでるためにあるもの
いのりの部屋
あなたの町にも「まほうの国
著者等紹介
藤井あけみ[フジイアケミ]
チャイルド・ライフ・スペシャリスト。横浜市出身。青山学院大学文学部史学科卒。1997年アメリカのMills College大学院チャイルド・ライフ課程修了。帰国後、浜松医科大学附属病院、名古屋第一赤十字病院、宮城県立こども病院、国立がんセンター中央病院、千葉県こども病院にCLSとして勤務する。2009年より九州大学大学院統合新領域学府にてチャイルド・ライフ・スペシャリスト特論を担当。2001年、日本チャイルド・ライフ研究会を設立し代表を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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