出版社内容情報
とんでもない弱点を持つユウタの成長物語
主人公の少年ユウタは、人には言えない弱点を持っていた。そのせいで、ちょっと人が苦手で、あまり友だちがいない。
そんなある夏休み、おじさんの別荘に行くことになった。
でも、そこは想像していたのとはぜんぜん違った。
5時間ものつら?い山登りの末にたどりついたのは、電気も通ってない山小屋だったのだ。
おじさんは、大学の先生で、山の保全について研究している。この山で、おじさんたちは、生徒たちとフィールドワークしているのだった。山で出会った若者たちの、どろどろになりながら作業をしている姿が、あまりに楽しそうで、ユウタもつい引き込まれてしまう。最初は、こんなはずじゃなかったと、さめていたのだが、一緒に作業するうちに、自分の居場所を見つけてしまったようだ。
「山にのぼると、人が変わるってことがよくあるけど」って、おじさんが言うとおり、ユウタもそうなのかもしれない。
学校では、あまり人とは関わらないように、一人でいることが多かったユウタも、山での生活で、少しずつ変化していく。
何がユウタを変えたのか? ユウタは弱点を乗りこえられるのか?
とんでもない山小屋での予想を超えた体験物語。
【編集担当からのおすすめ情報】
前作品『川床にえくぼが三つ』で小学館児童出版文化賞を受賞したにしがきようこさんの新作。
本作品は、山のさわやかな、すがすがしい情景が目に浮かぶような作品。山の自然と生き物が生き生きと描かれています。
目 次
プロローグ
一日目 別荘への道
光る池塘
山の男たち
二日目 道普請
ぼくの秘密
三日目 ヒメさん登場
四日目 山を守る
五日目 山の生きもの
避難小屋で
夜の嵐
六日目 下山
エピローグ
にしがき ようこ[ニシガキ ヨウコ]
著・文・その他
内容説明
おじさんの別荘に行くことになった。でも、そこは想像していたのとは、ぜんぜん違った。5時間もきつい山登りの末にたどりついたのは、電気も通ってない山小屋だったのだ。ぼくの優雅な夏休みは、どうなることやら?
著者等紹介
にしがきようこ[ニシガキヨウコ]
愛知県名古屋市生まれ。第49回毎日児童小説コンクール優秀賞受賞。第8回日本児童文学者協会・長編児童文学新人賞受賞。受賞作「ピアチェーレ 風の歌声」(小峰書店)で、第21回椋鳩十児童文学賞受賞。「川床にえくぼが三つ」(小学館)で、第65回小学館児童出版文化賞受賞。著書に「おれのミューズ!」(小学館)、「ねむの花がさいたよ」(小峰書店)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mocha
☆よいこ
雪丸 風人
みーさん
読書国の仮住まい