八月の光―失われた声に耳をすませて

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八月の光―失われた声に耳をすませて

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784092897564
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

失われた声を拾い上げ祈りを込めた短編連作

広島原爆投下を生き延びた人々の物語として2012年に児童単行本として発表された『八月の光』は、多くの人の心を打ち、評価の高い作品でした。そして、2編を加えて小学館文庫化されました。このたび、著者の意向で、さらに新たに2編書き下ろしを加えて、7編の短編連作として児童向けに出版いたします。

名前だけでしかない人があり、名前すら残らなかった人があります。ヒロシマの物語を書くということは、あるいは読むということも、そのような人びとの「失われた声」に耳をすませることなのだと私は考えています(作者あとがきから)。



【編集担当からのおすすめ情報】
不穏な空気に満ちた世界情勢の中、忘れてはいけない、目をそらしてはいけない。作者の祈りのこもった、それぞれの物語です。

もくじ≫≫

石の記憶


雛の顔


銀杏のお重


水の緘黙


八重ねえちゃん


三つ目の橋


カンナ――あなたへの手紙



朽木 祥[クツキ ショウ]
著・文・その他

内容説明

あの日、あの時、一瞬にして世界が変わった。そこに確かに存在した人々の物語。あなたに彼らの声が聞こえますか?ヒロシマに祈りをこめて。失われた声を一つ一つ拾い上げた朽木祥、渾身の短編連作。

著者等紹介

朽木祥[クツキショウ]
広島市生まれ。被爆二世。主な作品に、『かはたれ』(福音館書店、児童文芸新人賞、児童文学者協会新人賞他)、『彼岸花はきつねのかんざし』(学研、児童文芸家協会賞)、『風の靴』(講談社、産経児童出版文化賞大賞)、『光のうつしえ』(講談社、福田清人賞、小学館児童出版文化賞)、『あひるの手紙』(佼成出版社、児童文学者協会賞)、『オン・ザ・ライン』(小学館、全国青少年読書感想文コンクールの課題図書)、ファンタジーからYAまで多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

106
あの日の惨劇、それを上回る後日の地獄。ヒロシマを忠実にうつしとる物語は、三編にニ編を足して文庫化され、さらに二編を加えてこの新装版となる。死んだ人と助かった人。神がそこにどんな意味を持たせているのか、どうしてもわからないという。「だからこそ、あの日を記憶しておかなければと思うのです。あの日を知らない人たちが、私たちの記憶を自分のものとして分かち持てるように」。水の緘黙。日本に落とされた悪魔について考えるとき、これから私は必ずこの言葉を唱えると思う。流されず沈んだままの「どうして」に、八月は光をそそぎたい。2018/08/17

モモ

30
広島に原爆が落とされたとき、確かにそこに存在した人々の話。原爆を落とす数日前、アメリカ軍は「にげなさい」というビラをまいていた。それを見て疎開を決意し銀行へ出かけた母が戻らなかった。銀行が開くのを待っていた石段には、母の影だけがあった。作者の朽木祥さんは広島生まれの被爆二世。名前すら残らなかった人々の「失われた声」を描いた作品。多くの人に読んでもらいたい一冊。2019/09/21

ドナルド@灯れ松明の火

26
広島に投下された原爆(光)に人生を左右された人たちの話。その日まで生きていたのに名前が確認できない人も多数存在する事実。数年後に急に発症し死に至る放射能の恐ろしさ。忘れてはいけない事実を細かく書き残した、語り継がれていくべき作品である。お薦め2018/09/19

keith

20
昭和20年8月6日、広島の全てを焼き尽くした閃光。その時、広島で暮らしていた市井の人々。家を失い、家族を失い、自らも後遺症と生き残ってしまった苦しみに苛まれる。忘れてはならないことがこの中にありました。2020/11/08

クサナギ 「読んでる本」=「バイブル本」

19
そこに、確かに、生きていた人たち。生きてなかったことにしてはいけない。いなかったことにしてはいけない。2017/10/20

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