出版社内容情報
アカデミー賞作家の最新作!!
学習雑誌『小学二年生』で連載され、大人気を博した作品がついに単行本になりました。
作者・祐天寺与太郎の正体は、NHK-BSキャラクター「ななみちゃん」をつくった稲葉卓也さんと「つみきのいえ」でアカデミー賞を受賞した加藤久仁生さんの二人組です。
この気鋭のクリエーター二人がうみだした、愉快でへんてこな斉藤さん。とっても体の大きな斉藤さんは、ナイルワニに乗ってふらりと子どもたちの前にあらわれます。こしにさした刀をぬくと、ビーチパラソルやコンニャクに!冬には体がかまくらや大きな凧に!
こんなへんてこな斉藤さんといっしょに遊ぶことで、子どもたちが成長していく過程が描かれています。よめば、よむほど、あじがでる。子どもから大人までみんなが楽しめるおはなしです。
【編集担当からのおすすめ情報】
稲葉卓也さんと加藤久仁生さんの二人は(株)ロボット・アニメーションスタジオケージに所属しています。個々にアニメーション、イラストレーション、絵本、CM、テレビ番組などを手がける超多忙な日々のなか、この作品に取り組んでいただきました。二人がつくりだした「斉藤さんがゆく」の愉快な世界観を是非お楽しみください。
内容説明
稲葉卓也と加藤久仁生がうみだした、ゆかいでふしぎな斉藤さん。学習雑誌『小学二年生』で連載され、大人気を博した作品がついに単行本になりました。子どもから大人まで楽しめるおはなしです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
12
祐天寺与太郎という作者の名前に覚えはなかったけれど、黄色の地の紙色に非常なデジャヴを覚えて手にする。と、奥付には加藤久仁生さんのお名前が!稲葉卓也さんとユニットを組んでおられる。だから、この地の色なのかと、納得!そしてそして、不思議な不思議な斉藤さん。どこからか現れて、どこへか去って行ったけれど、斉藤さんはいなくちゃ、やっぱり子どもたちはおもしろくないみたい。やることなすこと意味不明で、変幻自在の斉藤さん。続きの話が読みたいな。2018/09/27
舟江
6
絵、ストーリー共にユニークな絵本。また読んでみたい作家だ。2021/08/08
笑う狐
4
ほっこり系の謎と余韻…(*´-`)2019/04/08
木茶
4
表紙に釘付けになり手に取ったw子ども達と仲良しの謎な斉藤さん。ちょんまげ、刀姿で、ナイルワニに乗って登場。優しくマイペースな斉藤さんにクスリ。祐天寺さんって、ななみちゃんとつみきのいえの人達だったのね。納得♪2011/12/08
鳩羽
3
小学二年生に連載してたものをまとめた絵本。斎藤さんが、おすもうさんのようなお餅のような、大きくてぷにぷにした不思議な生き物で、この意味不明さをシュールだなぁと思ってしまうれど、子供からしたら包容力のある(いつでもどこにでもいる)という感じが魅力的になるかもしれない。なんか好き。でも斎藤さんがなんなのかよく分からない(笑)2011/09/07