出版社内容情報
インドという未知の世界を旅する
「インド! 絶対いっしょに行く」と宣言した姉の横で、
「わたしは行かない」とあっさりと答えた三葉。
父が赴任するというインドに、全く興味が無かった三葉だが、偶然知ったある人のインドの小説に夢中になり、気持ちはどんどんインドの魅力に引き込まれていく。
小説の中の主人公は語る。
都会から都会へ、飛行機でヒューンと飛んでいって、適当に観光をして、お土産を買って「ああ、楽しかった」と、自己満足をして戻ってくる。そんな旅ではない旅がしたかった。まさに地をはうような、手探りの旅。そういう旅からしか見えてこない、インドを見たかった。手探りで何かを、この手でつかみたかった――。
どんな冒険が始まるのだろうか?
三葉の心の中でも化学変化が起こりだした。
【編集担当からのおすすめ情報】
作者小手鞠るいさんが若い頃にインドを旅したとき、すっかりインドに魅せられてしまったという。そんな経験が元となり生まれたとっておきの物語。
【目次】
もくじ
絵本
手紙
訪問
原稿
第1章 ブロードランズホテルへ
第2章 人人牛のカオスの海へ
第3章 列車に揺られて
第4章 ガンジス川のほとりで
引力
第5章 菜の花の風に吹かれて
詩集
第6章 波の音に包まれて
第8章―最終章 さようならインド
内容説明
「インド!絶対いっしょに行く」と宣言した姉の横で、「わたしは行かない」とあっさりと答えた三葉。はじめは、インドに全く興味が無かった三葉だが、気持ちはどんどんインドの不思議な魅力に引き込まれていく。
著者等紹介
小手鞠るい[コデマリルイ]
1956年3月17日、岡山県備前市生まれ。同志社大学法学部卒業。1992年からアメリカ在住。ニューヨーク州の森の中で暮らしながら、小説、詩、童話、絵本の原案などを書いている。2019年『ある晴れた夏の朝』(偕成社)で第68回小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ