鬼ばばの島

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鬼ばばの島

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  • サイズ A5判/ページ数 98p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784092893153
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

すべてをすてても、やさしさはすてられない

青海原の小さな島に、大きな鬼ばばが一人くらしていた。
「かまわんとならんもんが、おらんのはええ」と言いながらも、島に流れ着くあれやこれやをついつい拾って世話してしまう・・・・・・。
第1章 やっかいなもん、ひろうてしもた
第2章 とんでもないもん、ひろうてしもた
第3章 なさけないもん、ひろうてしもた
第4章 うっとうしいもん、ひろうてしもた
あるがままに生きるおそろしい鬼ばばの、愛情深い4つの物語。


【編集担当からのおすすめ情報】
小学生から大人のかたまで、広くお手にとっていただきたい、心に響く物語です。

内容説明

青海原の小さな島に、大きな鬼ばばが一人くらしていた。「かまわんとならんもんが、おらんのはええ」といいながらも、島に流れ着くあれやこれやを、ついついひろって世話してしまう…。あるがままに生きるおそろしい鬼ばばの、愛情深い4つの物語。

著者等紹介

今井恭子[イマイキョウコ]
広島県生まれ。児童文学作家。日本文藝家協会会員、日本児童文学者協会会員。『鬼ばばの島』の第一話「やっかいなもん、ひろうてしもた」は「鬼ばばの繰り言」のタイトルで、毎日新聞社主催第10回“小さな童話大賞”落合恵子賞を受賞。『歩きだす夏』(学研)で、第12回小川未明文学賞大賞受賞。『こんぴら狗』(くもん出版)で、第58回日本児童文学者協会賞、第65回産経児童出版文化賞産経新聞社賞、第67回小学館児童出版文化賞受賞

阿部結[アベユイ]
宮城県生まれ。中学校で美術教師を務めていた画家の父の影響を受け、幼少のころから絵に親しんで育つ。パレットクラブスクール、あとさき塾にてイラストレーションと絵本制作を学び、書籍装画や演劇の宣伝美術などを数多く手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

85
児童書、でも渋い。海の真ん中にある小さな島に鬼ばばがひとり住んでいる。鬼ばばは子供を育てるために父親を喰ったが、結局子供も海の向こうへ投げやってしまった。鬼ばばの島には思いがけないものが流れ着く[第一話︰やっかいなもん、ひろうてしもた]若い男[第二話︰とんでもないもん、ひろうてしもた]ばあさま[第三話︰なさけないもん、ひろうてしもた]殺生を嫌う子供[第四話︰うっとうしいもん、ひろうてしもた]イヌ▽「かまわんとならんもんが、おらんのはええ。いつくたばってもええ」とても人間味を感じる2021/12/12

えみ

62
『鬼ばばの島』という衝撃的にストレートなタイトルまんまに鬼ばばが棲む小さな島に次々と漂着モノが流れ着いてくるという話。お久しぶりな児童書。驚くくらい単純明快な物語はなんだか懐かしい。とはいうものの、大人になってからこの手の物語を読むと、裏の裏に隠された感情を読み解こうとしてしまって落ち着かない気持ちになる。意地悪、優しい。そんな簡単な感情ではもう大人は片付けられないのだ。何か深く意味を考えてしまうような鬼ばばの存在。表面上は酷く冷酷なのに、語られる鬼ばばの性格は親切だとも言える。子供は何を思うだろうか。2021/11/06

とよぽん

49
命をめぐる哀切というか悲哀というか・・・それが全編を貫く鬼ばばの物語だった。終盤の一文「長い間、この島にしがみついていたのが、一夜の夢のようだった。」にグッときた。ときにユーモラス、ときに捨て身。ボロボロの着物のすそに花柄が可愛い。今井恭子さんの文の魅力はもちろんだが、阿部 結さんの絵に力を感じた。表紙以外はモノクロ。図書館の分類は児童書だが、これはぜひ大人に!2021/12/03

shikashika555

45
児童書ではあるが、初老の女たちに向けた話とも取れた。 「標準的な生活」に同期できない多数の姉妹たちに向けての。 ラップミュージックで"Hey,brother"という呼び掛けがあるが、まさしく"Hey,sister"と呼びかけたくなる感じ。 生き延びるために、食っちまった。 そばに置けないから、捨てちゃった。 私自身は鬼ばばとは全く違う選択をして生きているし 境遇は違うけれど、何故か鬼ばばの生き方に自分を重ねてしまう。 私が過去に取らなかったもうひとつの道の果てに、鬼ばばは1人でいるのかな。2021/10/19

そら

36
児童書だけど、大人の心に染み入る良書。挿絵も良い(≧▽≦)!たった一人で孤島に暮らす鬼ばばだけど、漂流者が流れ着いては去っていく。出会いと別れの繰り返しが悲しいような、それはそれで潔くて爽やかなような。。。一人で生きていてもなにかしらの交流があるのがこの地球。生きるってことを考えさせられた。2022/01/06

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