出版社内容情報
『シートン動物記』で有名なシートンは、作家であると同時に、すぐれた画家であり博物学者でもありました。野生動物と自然を愛する心を世界中に広めてくれたシートンの生涯を、気鋭の漫画家・梶川卓郎氏が描きます。
富田 京一[トミタ キョウイチ]
監修
梶川 卓郎[カジカワ タクロウ]
イラスト
内容説明
彼が追った一匹のオオカミ…その物語が、人びとを変えた。野生動物の研究に人生をかけた男。カラー写真もいっぱい。
目次
序章 ファイティング・ジョーディ
第1章 森の学校
第2章 巣立ちの時
第3章 チャスカの教え
第4章 オオカミ王ロボ
第5章 動物と自然を愛して
終章 大きな樹
著者等紹介
富田京一[トミタキョウイチ]
肉食爬虫類研究所代表。各地で開催される恐竜博などの自然科学系の展覧会の監修者としても幅広く活躍中
梶川卓郎[カジカワタクロウ]
『少年サンデー』でデビュー。少年誌から青年誌まで幅広く活躍。学習まんがは『小学館版学習まんが人物館 シートン』が初となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
80
図書館本 シートン…。たしかに動物を擬人化した感じの作風でしたね。当時は科学者から批判されたのだとか…。そして最近の科学では動物にも意識があると研究結果が出て科学がシートンに追いついたとも…。NHKでシジュウカラや犬が言語を理解するという内容の科学番組が放送されていたのを思い出しました。人によっては植物や微生物と話ができるという人もいるし(ほん怖情報なので若干スピリチュアル)案外人間は何の変哲もない生命体の一種なのかも?それでいいじゃない。2022/03/21
りるふぃー
11
シートンの父、鬼だな!(汗)あと、狼王ロボを殺す話は、小さい頃から何度読んでも心が痛い。ロボの写真を見ると、どんなに古い写真でも、ロボの哀しみが伝わってくる。シートンの動物記は全部読んでみたいが、ロボのことがある為、どうしてもシートン自身を大好きにはなれない。2021/12/20
wasabi
6
【松江市鹿島公民館蔵】『シートン動物記』を耳にはするけど読んでないし、シートンについて知らなかった。幼い頃から底抜けに動物大好きで、観察眼が優れているから動物の絵を描くのが抜群にうまい。先日読んだお魚大好き、魚のお絵描き大好きのさかなクンが同じだった。どうやらシートンの著作は、野性動物の記録としながらも、かなり想像を織り交ぜた小説的な作品が多く、学者からは評価が低いとか。いや、それならよけいに親しめそうで、いずれ読んでみたい。2016/11/16
二条ママ
4
長女7歳。図書館本。娘が選んだ本。独り読み。2018/04/19
みやこ うさぎ
2
娘が借りてきた本。南方熊楠の伝記のように、ただ好きな事を突き詰めた人なのかなぁと冷ややかに読んでいたが、実は違った。自然や動物を保護するよう努めたり、ボーイスカウトの前身を作ったり、より良い社会を作る為に力を注いだ人だった事に驚き。2019/07/21