出版社内容情報
貧しい人々に限りない愛を注ぐ、現代の聖女マザー・テレサの奇跡的な生涯を描く感動のストーリー。
も く じ 序章 カルカッタの聖女 第一章 神のみちびきのままに 第二章 スラムに生きる 第三章 貧しい人びとのために 第四章 愛はかぎりなく 第五章 優しさは国境をこえて 終章 マザーよ、永遠に ◆ 学習資料館 ●写真でたどるマザー・テレサ ●解説・愛と奉仕の人「マザー・テレサ」 ●学習人物ガイド・人間に生きる希望を与えた人びと ●年表・マザー・テレサの時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
70
図書館本。 東京駅でのホームレス無視、いじめ問題など日本にとっては耳の痛いアドバイス…。来日時の1981年は日本がまだ豊かな時代ですね。あれから40年…、アドバイスを聞き入れなかったばかりに日本は没落したように見えてしまいます。2023/04/08
たまきら
23
クリスマスは、キリスト教の精神にふれる非常に良い機会なので、毎年様々な境界にお邪魔する時期でした。…今年は行けなかったので本やお話で。キリストさんの人生やマザーテレサの人生。清貧、奉仕、勤勉。21世紀に私たちがもつ指導者たちや推奨される生き方と彼らの人生を比較せずにはいられません。みんな、だれかのために。サンタさんってそういうものではないでしょうか。2020/12/25
wasabi
8
【松江市鹿島公民館蔵】マザー・テレサの来日は記憶にある。「日本は物が豊かすぎて、心が貧しい」とおっしゃった。その言葉を聞いたのは学生時代で、正直、気分が悪かった。貧しい国こそ心貧しく、治安だって悪いじゃないか。けなし合いはみっともないけれど、ホームレスなり、贅沢な一面を見て心が貧しいとまで言い放たれると、今でも素直に受け入れることができない。そもそも彼女の心を動かした「神のお告げ」ってのがどうにも胡散臭い。ともあれ、インドの貧民に対して大いなる救いの手を差し伸べた功績は評価しなきゃ。2016/11/14
シチミ
5
図書館で借りて読んだ。初めて読んだ。知らなかった。壁を越えた人という印象だった。イギリスからインドの修道院に行くこともすごいが、インドの修道院に行ってもそこには修道院と本当の貧民層の生活には大きな壁があった。その壁は越えないことが当時の常識だった。でもマザー・テレサはその壁を越えて、苦しんでいる人々と向き合った。それが認められた。そこから先は不可能を実現していくようなすごい!の連発。そういう人だったのか!と。感動・・・・。2020/12/27
真尋
4
色々モヤッとする部分もあるんだけれど、率先して奉仕と自己犠牲で献身的な所が偉人な人だと思う。ただ、薬屋で施しを貰うのが集りやっぽかったり日本のホームレスを見て助けない日本人を非難したり、戦場に取り残された子供を見捨てる選択をしたモブを非難したり、自分の思想を押し付けてくる当たり宗教家らしい。確かに全人類がマザーテレサ思想だったら愛にあふれた世界だろうけど、薬屋にも生活はあるし日本には生活保護もあるし助けに行って死ぬこともある。あとコメディな場面も多かったけれど漫画らしく表現されたのか事実なのか気になった。2019/01/17