出版社内容情報
小倉百人一首の世界を漫画で解説します。千年の時を越え、詠みつがれた和歌の数々、人生の喜びや悲しみ、燃える恋心をわかり易く漫画で伝えます。また競技かるたのコツ(必勝法)なども漫画形式で付け加えます。
浅野 拓[アサノ ヒラク]
原著
夏目 けいじ[ナツメ ケイジ]
イラスト
本庄 敬[ホンジョウ ケイ]
イラスト
内容説明
百人一首の秀歌の心と競技かるたの奥の深い世界をまんがで紹介!家族みんなで楽しめる百人一首の本。
目次
秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ
春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山
あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む
田子の浦にうち出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ
奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき
鵲の渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも
わが庵は都の辰巳しかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり
花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに
これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬもあふ坂の関〔ほか〕