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出版社内容情報
18世紀後半、実証的な実験科学が脚光をあび始めた時代に、ベックマンは道具や制度が成立していく過程や歴史にまつわる記述を膨大な文献の中から読み取り、年代順に配列していった。博物学の始源、待望の新装改訳版。
「洗濯石鹸、チューリップ、金融業などなど……。すべての事物には始まりがある。たとえこの研究が無駄なものと批判されようと、私はいっこうにかまわない」18世紀後半、ヨーロッパでは実験科学が脚光をあびるようになり、実証的な見解がなによりも重要視された。そんな中、ベックマンは道具や制度が成立していく過程や歴史に関心をもち、膨大な数の文献を読みあさっては起原や発達の過程にまつわる記述をひろい集め、年代順に配列した。人がまだ文字をもたなかった頃に発生した事物の起原が「神の奇跡」という一言でかたづけられた時代に、ベックマンは証明できうる最良の見解を示したのである。現在の博物学の始源となった名著の新装改訳。
内容説明
「すべての事物には始まりがある。たとえこの研究が無駄なものと批判されようと、私はいっこうにかまわない」18世紀後半、ヨーロッパでは実験科学が脚光をあび始め、実証的な見解が重要視された。ベックマンは、技術や商業が成立する過程や歴史そのものに関心をよせ、日常の道具・発明品・自然物・制度などに関する膨大な文献のなかから、起原や発達の過程にまつわる記述を見いだしては、年代順に配列していった。現在の博物学の始源、各著待望の新装改訳。
目次
1 道具・日用品(洗濯石鹸;馬車 ほか)
2 機械・発明品(移動距離計;潜水鐘 ほか)
3 自然物(チューリップ;金属の化学名 ほか)
4 娯楽・嗜好品(手品、綱渡り、機械人形;人造真珠 ほか)
5 制度(街路舗装と公衆衛生;金融業 ほか)