地球人ライブラリー<br> モノここに始まる

地球人ライブラリー
モノここに始まる

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  • サイズ B6判/ページ数 281p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784092510425
  • NDC分類 402
  • Cコード C0398

出版社内容情報

すべての事物には始まりがある。羽根ペン、携帯時計から七面鳥、さらには金融業まで…。身近な道具から自然物、制度に至るまで膨大な文献を分析し、その起源を科学の目で掘り起こした博物学の名著、待望の新訳成る。

 「羽根ペン、チューリップ、金融業などなど……。すべての事物には始まりがある。たとえこの研究が無駄なものと批判されようと、私はいっこうにかまわない」。 18世紀後半、ヨーロッパでは実験科学が脚光をあびるようになり、実証的な見解がなによりも重要視された。そんな中、ドイツのゲッティンゲン大学で経済学の教授を務めたベックマンは、技術や商業が成立する過程や歴史そのものに関心を寄せ、日常の道具・発明品・自然物・制度などに関する膨大な文献を読みあさっては、起原や発達の過程にまつわる記述をひろい集め、年代順に配列していった。 たとえば、食事時にフォークを使うになったのは15世紀末頃からのことで、一般的には食べ物をつかみ食べていたという。なぜなら、当時の人々はどんなものでも柔らかく調理したためにフォークを使う必要がなかったからだ、とベックマンは述べている。16世紀末のフランスの宮廷においてさえも、フォークはまだ目新しい道具だったそうだ。 このように、人がまだ文字をもたなかった頃に発生した事物の起原はすべて「神の奇跡」という一言で、かたづけられてしまった時代に、ベックマンは証明しうる最良の見解を示したのである。 現在の博物学の始

内容説明

「すべての事物には始まりがある。たとえこの研究が無駄なものと批判されようと、私はいっこうにかまわない」18世紀後半、ヨーロッパでは実験科学が脚光をあび始め、実証的な見解が重要視された。ベックマンは、技術や商業が成立する過程や歴史そのものに関心をよせ、日常の道具・発明品・自然物・制度などに関する膨大な文献のなかから、起原や発達の過程にまつわる記述を見いだしては、年代順に配列していった。現在の博物学の始源、各著待望の新訳。

目次

1 道具・日用品
2 機械・発明品
3 自然物
4 娯楽・嗜好品
5 制度

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