小学館ジュニア文庫 夢は牛のお医者さん―よろこびもかなしみも夢になる。

赤羽 じゅんこ【著】/宮尾 和孝【絵】

小学館（2016/06発売）

• サイズ B40判／ページ数 192p／高さ 18cm
• 商品コード 9784092308671
• NDC分類 K913
• Cコード C8293

出版社内容情報

喝采を浴びるドキュメンタリー映画が小説に

主人公の少女の成長に26年間密着した同名ドキュメンタリー映画は、全国各地で絶賛され、名だたる賞を総なめにしてきた感動大作です。
本書はそんな話題作を完全ノベライズ。新たに独自の取材を加えて、獣医師となった主人公が歩んできた長く険しい道のり、そして未来へと続く道を丁寧に描いていきます。
家族、友人、教師、そして四季折々の厳しくも優しい自然に育まれた少女は、いかに命と向き合いながら夢を叶え、さらなる夢を追い続けているのか。
命とは、夢とは、そして家族の絆とは？
子どもたちが生きるうえで知っておかなければならない大切なことが、この物語には全部詰まっています。


【編集担当からのおすすめ情報】
大人気コミック『銀の匙』でおなじみの荒川弘先生が、本書の主人公の生き方に共感して、ステキなメッセージを寄せてくださっています。
書店でぜひ確認してくださいね！

赤羽 じゅんこ［アカハネ ジュンコ］

宮尾 和孝［ミヤオ カズタカ］

内容説明

知美は小学３年生の女の子。新潟県にあるわずか９人しかいない小さな小学校に通っています。過疎化の進む小学校では新入生がいない年もあります。寂しい思いをさせたくないと一計を案じた校長先生は、３頭の子牛を入学させることに。その日から子どもたちだけの子牛の世話が始まってさあたいへん。そんな日々を過ごしながら、知美は「牛のお医者さん」になることを誓います。中学、高校と進学し、猛勉強の末に難関大学への入学を果たした知美はついに夢を叶えて…。でも、知美の夢はまだ始まりに過ぎなかったのです。

著者等紹介

赤羽じゅんこ［アカハネジュンコ］
東京都生まれ。童話作家。１９９７年、『おとなりは魔女』でデビューし、以来、産経児童出版文化賞、ニッポン放送賞を受賞した『がむしゃら落語』他、子どもを描いた数多くのやさしい作品を生み出している

宮尾和孝［ミヤオカズタカ］
１９７８年、東京都生まれ。ブックカバーやＣＤジャケッットなど、多くの装画を手がけている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ぐうぐう]

2014年３月から公開が始まったドキュメンタリー映画『夢は牛のお医者さん』。公開時、劇場で観て、あまりの感動に、友人・知人に勧めまくった記憶がある。ＤＶＤになって、あの感動を再び味わいたいと願いながらも、未だソフト化は成っていない（その代わりに、今でも各地で自主上映の輪が広がっている）。そんな折、映画を原作としたジュニア向けの本が出ていると知り、さっそく読んでみることに。映画はドキュメンタリーであり、撮影されている以外の場面は省略されている。しかし、それをこの本はうまく補足しているのがいい。（つづく）

2016/12/16

[絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく]

4年生ブックトーク授業。今回は【SDGｓ】をテーマに選書。ほぼ絵本なので、自分が借りた本がＳＤＧｓのどの項目に当てはまるかを考えるのが冬休みの宿題。（答え合わせは担任と）間違ってもいい、考えることが大切。

2022/12/14

[Miki Shimizu]

うーん。すばらしー。夢に向かって一直線！

2016/08/28

[美里]

泣いた

2016/12/22

[Kimiko]

小学校図書室に購入リクエスト。絵本もいいけど、こちらは詳細だし、高校生のともみさんの気持ちがよくわかった。夢。仕事。経済動物。

2017/04/27