こども「折々のうた」100―10歳から読みたい日本詩歌の決定版!

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こども「折々のうた」100―10歳から読みたい日本詩歌の決定版!

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784092272040
  • NDC分類 K911
  • Cコード C8092

出版社内容情報

10歳から大人まで俳句・短歌入門に最適!

日本文学史上に輝く現代の詩歌選集『折々のうた』の中から、10歳から読んでほしい短歌と俳句をそれぞれ50ずつ選び、分かりやすく解説しました。

登場する作者は、73人。
万葉集掲載の額田王・柿本人麻呂から、平安時代の歌人和泉式部、江戸時代に活躍した松尾芭蕉・小林一茶、近現代の歌人石川啄木など、
教科書でもなじみ深い作者から現代作者までの作品を
時代の流れに沿って並べ替えました。

俳人の長谷川櫂さんによる前書きの一部を紹介します。
「人生には恋も老いも死もあることを、子どものうちから知っておいていい、知っていなくてはならないのではないかと考えて「大人向け」の短歌や俳句も入れることにしました。
こうしてこの本は短歌や俳句を知るだけでなく、人間一生の案内図になりました。
君たちの長い人生の「折々に」ページを開いていただけたらいいなと願っています」。

すべての漢字と歴史的かなづかいにふりがなをつけ、詩歌には現代語訳と、大岡信さんの解説文には、ことばの解説をつけました。
解説文もあわせて読んでいただくことで、短歌や俳句の味わい方がわかり、読むことが楽しくなっていきます。




【編集担当からのおすすめ情報】
子どもから大人まで、この1冊で俳句・短歌にはじめて触れる人は、とってもラッキー!万葉集から現代まで、大きく日本の詩歌の流れと、魅力がわかります!
どの時代の詩歌にも現代語訳がついていますので、今の感覚で味わうことができます。
志貴皇子(しきのみこ)が奈良時代に詠んだ春の名歌に、共感することができるなんて、わくわくしませんか。
どこから読んでも、つまみ読みでも、見開きで完結しているので、大丈夫!
毎日の気持ちにフィットする詩歌を探してみてください。

大岡 信[オオオカ マコト]
著・文・その他

長谷川 櫂[ハセガワ カイ]
監修

内容説明

俳句・短歌入門に最適!松尾芭蕉、小林一茶、石川啄木など、教科書でもなじみ深い作者から現代作者まで、大岡信の名詩歌選集『折々のうた』より、知っておきたい俳句と短歌を厳選。

目次

短歌(君待つと―額田王;ももづたふ―大津皇子;石ばしる―志貴皇子;天離る―柿本人麻呂;夏野行く―柿本人麻呂 ほか)
俳句(目には青葉―山口素堂;呼かへす―野沢凡兆;閑かさや―松尾芭蕉;病雁の―松尾芭蕉;秋深き―松尾芭蕉 ほか)

著者等紹介

大岡信[オオオカマコト]
1931年~2017年。詩人、批評家。東京芸術大学名誉教授、日本ペンクラブ元会長。静岡県三島市出身。戦後詩を代表する詩人のひとりとして、詩、評論、美術批評、戯曲、翻訳、詩歌編纂など、幅広い分野で業績を残した。読売新聞外報部記者を経て明治大学教授となる。「折々のうた」朝日新聞連載で菊池寛賞、『紀貫之』で読売文学賞など受賞多数

長谷川櫂[ハセガワカイ]
1954年熊本県生まれ。俳人。朝日俳壇選者、ネット歳時記「きごさい」代表、東海大学文芸創作学科特任教授、神奈川近代文学館副館長。「蛇笏賞」「奥の細道文学賞」「ドナルド・キーン賞」選考委員。『俳句の宇宙』でサントリー学芸賞、句集『虚空』で読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

midorino

8
詩歌の世界は奥が深そうで、興味があるもののなかなか手が出せないでいる。この本は朝日新聞に掲載されていた大岡信氏による詩歌のコラムの中から、100の短歌と俳句をそれぞれ時代順に並べて紹介したもの。こどもとつくだけあって、解説の言葉を解説していたりとても分かりやすかった。通して読んで思ったのは、私は人を恋しく思う詩歌にはあまりピンとくるものがないということ。季節とか故郷、死を思うものには響くものが多いのに。人生経験の少なさだろうか。もう少しいろいろ模索してみよう。さて、次に読む詩歌の本は何がいいだろうか。2019/08/06

なおこっか

3
甥っ子11歳の誕生日祝いに。100首は少ない気もしてしまうけど、さわりとしてはこんなものか。それにしても改めて大岡先生の解説の見事さに脱帽。短い文字数の中で、日本語を駆使しつくした美文。単なる日本詩歌本ではなく、折々のうたである意義がここに。釈迢空こと折口信夫の歌が好みだったのが新発見、『海やまのあひだ』読んでみたい。2019/04/20

kimamabito

0
図書館で児童図書のところに置いてあるのをみかけて手に取った。折々のうたの入門書。返却期限までに読み切れなかった。また借りよう。2021/12/11

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