小学館版学習まんが 小学館版学習まんが 西田幾多郎―世界に影響を与えた日本人初の哲学者

西田幾多郎記念哲学館【監修】/みやぞえ 郁雄【漫画】/平良 隆久【シナリオ】

小学館（2013/08発売）

• サイズ A5判／ページ数 160p／高さ 23cm
• 商品コード 9784092271678
• NDC分類 K121
• Cコード C8023

出版社内容情報

偉大な哲学者、初の学習まんが化！

京都に残る「哲学の道」は、西田幾多郎が思索しながら歩いた道であり、その全集は哲学書として記録的な大ベストセラーとなりました。彼の著書「善の研究」は60年ほど前の文系の大学生の必読書として親しまれていました。
国内外の有識者・研究者に大きな影響を与えながら、内容の難解さのためか、彼の考えは一般的に知られていませんでした。
一方、彼の生まれ故郷である石川県かほく市では、小学校から彼の業績を教え続けています。本書はかほく市と西田幾多郎記念哲学館の協力・監修により、彼の生涯とその考えを誰にでもわかりやすく描いた、初の学習まんがです。
世界の主流だった西洋哲学と異なる、独自の「西田哲学」がどんな考えなのか、それがどのように生まれたのかを、小学生でもわかるようにストーリーで解説する、非常に大胆な内容です。
彼の著書に興味があった人、難解で理解できなかった人など大人にもぜひ読んでほしい一冊です。

【編集担当からのおすすめ情報】
明治初期から第二次大戦までの、激動の日本に生きた教育者であり思想家であった西田の生涯を理解できる本。

西田幾多郎記念哲学館［ニシダキタロウキネンテツガクカン］
監修

みやぞえ 郁雄［ミヤゾエ イクオ］
イラスト

平良 隆久［タイラ タカヒサ］
著・文・その他

目次

第１章　西田幾多郎、哲学と出合う
第２章　苦難の学生時代から結婚へ
第３章　波乱の教職生活
第４章　西田哲学とは？
第５章　哲学者の晩年
学習資料館

著者等紹介

みやぞえ郁雄［ミヤゾエイクオ］
１９５２年生まれ。手塚治虫に師事する

平良隆久［タイラタカヒサ］
１９６２年生まれ。「名探偵コナン」シリーズの原作を手がける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちさと]

ご本人についてよく知らなかったので図書館で借りた。苦労、そして👨‍👩‍👧‍👦を亡くす悲しみをこんなにされていたなんて。それを支えた母と妻。人間が自分の個性を現したとき、美の頂上に達する。真に強い個性を発揮したから偉大なのだ。何事も区別せず一体として自分を無にする。人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行なり

2021/08/08

[GELC]

100分で名著で興味を持って、学習の補助として図書館で借りてきた。 実は母校の大先輩だったりするのだけど、今まで深くは読めてなかったのに、最近すごく気になって来ている。 彼の生涯や、思索の基本的なところが分かりやすく記されていると感じた。これから専門書も読みたい。

2021/05/02

[はなびや]

100分ｄｅ名著で興味を持ったので読んでみた。繰り返される挫折と悲劇。恵まれなかったからこその深い学びと真理があるのだろう。二つに分けすぎることで対立の構造が生まれる。西田の哲学は、今こそ必要。

2019/11/01

[dobrydenkrtek]

図書館で発見し、驚いたので借りて読んだ。小学生には難易度の高い人物かと思ったが、うまくその生涯や考え方がコンパクトにわかりやすくまとめてあって、大人でも入門書に行く前に軽く読んでおいても損はないと思う。偉人マンガにしては珍しい人選で新鮮だ。

2018/09/22

[逃げるが勝ち！！]

善の研究が難しすぎて漫画に逃げました。おかげで基本的なことがよく理解できました。大変助かりました。結構、幾多郎さんは苦労多き方と分かり、人間味を感じました。

2014/06/15