出版社内容情報
地中海帝国の光と影。
ローマは、エトルリア人の支配を受けるなど初期は小さな一都市国家に過ぎませんでした。そのローマが、イタリア半島を統一し、海外に領土(属州)を広げ、地中海を中心に3つの大陸にまたがる大帝国へと発展していきます。「ローマは一日にしてならず」「すべての道はローマに通ず」といわれたローマの発展と、やがて衰えていく様子を、豊富な史料とともに、正確な劇画で展開いたします。
内容説明
イタリア半島の中部に、紀元前600年ごろ、イタリア人の一派のラテン人が、小さな国をつくりました。この国は、やがて四方に勢力を伸ばし、空前絶後の世界帝国をきずいて、数百年にわたって、支配を続けます。その中で磨かれたローマ人の知恵は、ローマが滅んでも、後の西洋文明の中に、大切に遺産として受け継がれました。この巻では、ローマが発展する中で生まれた、かずかずのドラマを見ていくことにしましょう。
目次
第1章 古代のイタリア(都市国家ローマの建設;イタリア半島の統一)
第2章 発展するローマ(ポエニ戦争;ローマの都)
第3章 ユリウス・カエサル(カエサルの改革;後継者のオクタヴィアヌス)
第4章 ローマ帝政(帝政の始まり;ローマの平和と五賢帝;衰えるローマ)
-
- 和書
- 甲骨文字の書法