出版社内容情報
ヨーロッパ文明の夜明け。
エーゲ、ミケーネの文明から、繁栄する諸ポリス、ペルシア戦争、そしてアレクサンドロスの大遠征までを、正確な劇画と写真・コラムでわかりやすく展開しました。栄光のギリシア世界と、その変貌する様子がドラマチックにくり広げられます。中学・高校生の世界史の参考書として、また教養課程の大学生の副読本、あるいは、一般人の入門書として最適の歴史物語です。
内容説明
地中海につき出た、海岸線の複雑なバルカン半島の南の端。この半島に住みついたギリシア人は、エーゲ海に栄えていたクレタ文明に学び、ミケーネ文明をつくりあげました。しかし、紀元前1100年ごろ、ミケーネ文明は滅び、あとかたもなく大地にうもれました。そのあとに登場したギリシア人たちは、自治と自由をとうとび、ポリスとよばれる、古代世界に例を見ない、独立の都市国家を各地につくりました。中でも、アテネとスパルタが有名です。この巻では、2000年以上にわたる古代ギリシアの豊かな歴史をたずねてみようと思います。
目次
第1章 最初のヨーロッパ文明(エーゲ海の文明;シュリーマンのトロヤ発掘)
第2章 アテネとスパルタ(栄える都市国家;スパルタの戦士たち;民主的なアテネ)
第3章 ペルシア戦争(ペリクレスの時代;ペロポネソス戦争)
第4章 アレクサンドロス大王(ポリスの没落;マケドニアの台頭;ヘレニズム時代)