出版社内容情報
忍者や剣士たちの世界は、どちらか一方が、あるいは両方が倒れるまで闘い続けなければならない。掟にしばられ逃れられない宿命に生きる者たちの姿と、戦乱の世の無情を描いた異色作品集。
▼第1話/イシミツ(その巻)▼第2話/イシミツ(四鬼の巻)▼第3話/イシミツ(冬虫夏草の巻)▼第4話/イシミツ(四本指の巻)▼第5話/イシミツ(念流青眼霞がえしの巻)▼第6話/いしみつ(無限流の巻)▼第7話/無三四▼第8話/七方出▼第9話/赤い竹▼第10話/幻の犬▼第11話/鬼▼第12話/山父▼第13話/ざしきわらし●登場人物/犬麿(伊賀の犬使い。主人の命でイシミツを探す)、藤原千万(帰化人を装い仙薬の実験をくりかえしていたが…)●あらすじ/殺生禁断のおふれのだされた世の中で、牛乳を煮詰めてつくるそは、天皇一家だけが口にできる貴重な栄養食だった。時の関白は、そよりもさらに優れた、真の不老長寿の霊薬であるといわれる「イシミツ」を探すよう伊賀者の犬麿に言い渡す。犬麿はつてをたどり、弥生の里に帰化人を訪ねるが…(第1話)。▼七百年の昔。病気の母のために、不老長寿の薬を探す旅にでたゲン太。訪ねあてた仙女は苦し紛れに、それはガマガエルのあたまに生えたキノコ(冬虫夏草)だという(第3話)。▼年をとった母親が鬼と化した話。恋人を見捨て、鬼に殺されたとかたった男に復讐する話。山の中の堂に泊まり、鬼を喰ってしまった豪快な男たちの話。そ
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