出版社内容情報
次つぎと消える街並みと人々。そんななか、屋台を引いて生計を立てている四畳半の怪人・山本ワダチ。彼を襲う奇妙な事件!?
屋台を引き、四畳半一間での生活を楽しんでいたダメ怪人・山本ワダチを襲う奇怪な事件。次つぎと消える街並み、そして人々。一大危機を迎え、日本の存亡を賭けた民族移動計画が着々と進行し、舞台は瀬戸内海海底から宇宙へと向かう。そんななか、不思議なバイタリティーを持つ青年ワダチがたどる奇妙な運命…。『銀河鉄道999』『男おいどん』の作者が描く異色SFの最高傑作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
18
この本だったか、記憶が曖昧ですが、解説、宇宙飛行士になられた秋山豊寛氏が書かれていた本を古書で購入して読みました。 ちょっと意外な結末で、実は……というのが良かったですね。 SFものであり、なおかつ四畳半ものでもあり、という、松本零士作品の中でも割と異色の作品でしたね。2007/06/02
hirokazu
2
もう40年も前の作品になったんだなあ。高度成長期が終わり、オイルショックや公害が日本に暗い翳を落としていた時代に、松本零士が描いたSF開拓記。ちなみにこの漫画の連載が終了した1974年にアニメ「宇宙戦艦ヤマト」が始まっている。2013/08/18
bishop8856
1
最後がちょっと呆気ない気がしたが、全体的には面白かった。2017/01/05