出版社内容情報
アニメ化され、一大ブームを呼んだ名作。機械の体を手に入れるために地球からアンドロメダへと銀河鉄道“999”で旅を続ける少年・鉄郎と謎の女性・メーテルを通して、人間の“命”とは何かを説く長編ドラマ!
▼第1話/ヤーヤボールの小さな世界▼第2話/フライング・クロ▼第3話/四次元エレベーター▼第4話/ルーズゾーンの妖怪▼第5話/アンドロメダ千夜一夜▼第6話/幽霊駅13号▼第7話/マカロニグラタンの崩壊●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性)●あらすじ/アンドロメダ大星雲に入った“999”は、アンドロメダのグランドキャニオンを通過し、順調に走り続けている…はずなのだが、どうも様子がおかしいと車掌さんが言う。すると突然、“999”の空間軌道が何者かによって改修が加えられているとの報告が、鉄道管理局より入る。当然“999”は正規のルートとは違うコースを走り始め、「ヤーヤボールの世界」という、銀河鉄道にはないはずの駅に停車することになってしまった。ヤーヤーボールという不思議な名前…。メーテルと車掌さんはこの名前と同じ名前を持つ男を知っているらしいのだが…(第1話)。▼“999”の調理装置が故障してしまったため、何時間も食べ物を口にしていない鉄郎は、お腹が空いて死にそうだ。しかし、幸運なことに、次に停車する惑星には食堂がたくさんあ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
えか
39
嫉妬深くて、猜疑心の塊の小市民ヤーヤボールは、何処にでもいそうで、だからこそ、誰もがこうなる可能性がある999史上最強の悪党なのかも知れない。広い空中を子連れで歩くフライングクロ。巨鳥ロックに呑み込まれ消化された挙句に、巨鳥のフンにまみれて嘆く、機械化人間アリババたちの頭脳。縦横無尽に動き続け、搭乗した人物を、その人の夢の中に連れ去る四次元エレベーターと、まるで、松本零士の観た悪夢の中に、放り出されたような話しが続く8巻。特に見開きのページに見応えあり。2024/11/04
のぶのぶ
24
アンドロメダ星雲に入ったが、どうもあまり星が少ない空間に入った巻のようだ。「フライング・クロ」のお話では、「機械化人の食べ物は、、、。」終着駅への伏線が。「ルーズゾーン」の「ゴミの山を築ける所はとても幸せな星」、心に刺さる言葉。「四次元エレベーター」の話は、私が好きなお話のひとつ。自分が思ったとおり所に行ける、何とも不思議な星。旅人の心の中のような星。終着駅に向けて、ちょっと間延びの感がある巻。2017/12/04
てらさか
2
マカロニグラタンの回はこれで一応終わり…?もしくは続いてる?2023/10/21