出版社内容情報
大洋、盟友永福の原作を得て挑む時代劇。
江戸はかたぎ長屋に住み着いた、とぼけた浪人、瀬能宗一郎。長屋の勘吉をお供に、江戸の町が珍しいらしくあちらこちらに気の向くままに出没し、師範代、幽霊、辻斬りと、対決しては討ち破る。しかし、その腰にあるのは竹光。宗一郎のおおらかさが善良な仲間を呼び寄せ、宗一郎の内なる魔は、邪悪な物を呼び寄せる。謎をはらんで江戸の日常は続くのだ。この巻では、野に放たれた木久地真之介が好漢、御輿大三朗と対決。対する宗一郎も元は敵であった多岐家の面々と結ぶ。
【編集担当からのおすすめ情報】
松本大洋が盟友、永福一成の原作を得て、初めて描いた時代劇。時代劇ながら先端を走る表現力は全開で、江戸の町がいきいき且つ斬新に描かれる。もちろん、キャラクター達も、アクションも魅力的。大洋漫画のある到達点を示す作品。この巻では暗躍する木久地の行動が、宗一郎を徐々に追い詰める。
内容説明
江戸のかたぎ長屋、ふらりと居着いた浪人、瀬能宗一郎。腰にあるのは竹光なれど、剣の腕は古今無双。宗一郎の纏う空気は人を魅了し、引きずる影は魔を呼び寄せるのだ。第四十一話から第六十話を収録。
著者等紹介
松本大洋[マツモトタイヨウ]
1967年東京生まれ。1987年モーニング四季賞秋の準入選作『STRIAGHT』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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