出版社内容情報
あの超絶野心作が、遂に文庫化!
朝日小学校3年2組立花ユキ。彼は「あっち」の世界が見える。「あっち」の「スーパースター」を感じる。同じ2組の転校生、鈴木マコトはユキの数少ない理解者だ。「やつら」は「あっち」からの侵略者。その存在を感じるユキはひとり、脅威を感じ怯えている。用務員のガンツや箱男のIQは、その不安を理解するが、ユキを助ける術がない。ユキが「やつら」に飲み込まれるのを救えるのはマコトだけだ!
【編集担当からのおすすめ情報】
松本大洋が約2年をかけて33歳の時に発表した、全編描き下ろしの大作!松本大洋の描く「子どもの世界」の到達点。描いた絵の上にカケアミを重ねて表現される「闇」は読むだけで恐怖を醸し出す。深く読んで、作品世界に潜ってほしい。
内容説明
朝日小学校3年2組立花ユキ。彼は「あっち」の世界が見える。「あっち」の「スーパースター」を感じる。同じ2組の転校生、鈴木マコトはユキの数少ない理解者だ。「やつら」は「あっち」からの侵略者。その存在を感じるユキはひとり、脅威を感じ怯えている。用務員のガンツや箱男のIQは、その不安を理解するが、ユキを助ける術がない。ユキが「やつら」に飲み込まれるのを救えるのはマコトだけだ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
結城綾
9
この作者は、数ある漫画の中で、人間を絶妙に描けている。そして数少ない「漫画の上手い」作家だ。子供の感性を、精密に出力出来ている。人間の可能性は無限大だ。想像出来ることは、大体実現する。例えば、「史上初」という文言を、何度か聞いたことがあるだろう。一度それが実現し、観測されると──すぐに二人目三人目と現れる。誰もが否定した妄言を、現実にしてしまった。それほどまでに、可能性というモノは凄いのだ。2024/11/03
本を読むのは寝室派
3
「最高傑作」を思わせるような空気感で終わっているが、あくまで思わせるように完結させてるだけで、「は?」って感じにて終了。あえて、マンネリ化があるかもしれないが、小学生低学年にもわかるような王道な終わり方にした方が、評価がよかったと思う。2023/06/11
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- 和書
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