小学館文庫
七夕の国 〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091961174
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

地に足がついた本格伝奇SF!

平凡な大学生、南丸洋二。就活をひかえながら、のんびりと唯一の特技、念力による穴空けに精出す日々。だが、彼の微細な超能力ははるか、時を超え戦国の世の「丸神の里」と結びついていた!
ごく普通の大学生の日常から、壮大な歴史伝奇SFへと広がっていく高揚感、スケール感は、ちょっと類を見ない物!

解説、推薦に今、大人気の思想家、内田樹氏を迎えた
岩明均の傑作を文庫で一気にご堪能あれ!

第1話カササギの旗
第2話超能力者
第3話穴
第4話40万円の模型
第5話ガッピーン
第6話若殿様
第7話応答
第8話発光性
第9話有効利用

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

226
この謎の能力の由来を探る作品。どんどん夢中になって読めた。手が届く、窓が開くの能力の意味を知りたい。2017/09/16

JACK

13
☆ 平凡で冴えない大学4年生、南丸洋二には微細だが超能力があった。強く念じる事で物に小さな穴を開ける能力。なんの役にも立たないはずのその力がやがて彼の人生を大きく変えていく。大学の丸神教授が行方不明となった事、教授が南丸と同じ先祖を持つ事を知った南丸は教授を探すため、先祖の土地を訪れるのだが…。平凡な男が不気味で恐ろしい事件に巻き込まれていきます。静かな展開から急に衝撃的な場面が描かれてその落差に驚かされます。やはり演出が上手い。ディズニープラスでドラマ化されているのでそちらも気になります。2024/08/02

紫雲寺 篝

8
南丸洋二、あだ名はナン丸。彼には超能力があった。それは紙数枚や、薄い鉄、プラスチックのコップ等に、小さな穴を空けるという、大したこと無い力だった。しかし、彼の家系のルーツである丸川町では、この力には大きな意味があった。大学生のナン丸は、失踪した教授を追うゼミの人達と共に、自身のルーツを探りながら町へ行くことになる。不自然な死に方をした男をきっかけに、ナン丸は町の思惑に段々と飲み込まれていくのだった……。寄生獣で有名な岩明均の作品。過去の出来事など、色々なことが絡み、複雑だがなかなかに読ませる。2016/10/24

本を読むのは寝室派

7
(珍作)ややグロテスクな部分があり読者を選ぶ。以降、どう話を持っていくのか気になる展開がgood。2024/01/07

ゆーちゃん

7
まず物語の入りが非常に上手いです。まさか戦国時代とリンクさせるとは!それにしても丸神の里は不気味である。あの超能力が非現実的であるからか、読ませる力はさすが岩明さん。出だしの戦国時代のシーンを思うに、主人公南丸が良い意味でやってくれそうな予感はする。2013/02/18

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