出版社内容情報
聴覚障害と知的障害等を併せ持つ“ろう重複障害児”。学校の設定した学力に付いていけないと判断され、「教育の対象外」とされた子供たちとその家族、教育関係者らの活動に焦点を当てた話題作。
【第二部】▼第35話/願い▼第36話/手話で生きる人々(前編)▼第37話/手話で生きる人々(後編)▼第38話/涙の卒業式▼第39話/2537円(もず共同作業所)▼第40話/皆勤賞(もず共同作業所)▼第41話/金メダル(いこいの村)▼第42話/種まく人(いこいの村)▼第43話/家捜し▼第44話/花嫁▼第45話/信夫泣く▼第46話/開所▼第47話/卒業●主な登場人物/早野(境ろう学校重複障害児クラスに勤める男性教師)、三田(早野の同僚の若い女性教師)、山田翔・宮井信夫・阪本みどり(聴覚障害と知的障害を併せ持つ子供たち。境ろう学校の生徒)、田崎圭子・柏木清(聴覚障害と知的障害を併せ持つ子供たち。大平ろう学校の生徒)、安田(大平ろう学校の男性教師。早野の良き先輩)●あらすじ/大平と境の父母が集まった懇談会で、ろう重複者の作業所を作る会(通称“どんぐりの会”)の結成が決まった。そして資金作りのため、ピエロ人形の製作に励む親たち。売れるかどうか不安を抱えながら迎えたバザー当日、最初に人形を買ってくれたのは、上品そうな初老の女性。夫が少年野球チームの監督をしているという彼女から後日、ピエロ人形がチームのお守りになっているとのお礼の手紙が届いて…(第35話
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
2
「どんぐりの家」設立に向けて動き出したお母さんたち。一歩踏み出せば、一歩ぶん、共感者が現れる。二歩踏み出せば二歩ぶん。それでも、大変なことだらけ。子どもたちの意思疎通がうまくいかず、いっしょに作業することができない。そんな状況を救ったのが魔法のことば。「ありがとう」「ごめんなさい」「ちょうだい」「おねがい」の4つの手話。この4つの手話を子どもたちに覚えてもらったら、今までの混乱が嘘のようにスムーズに運ぶようになった。わたしたちにもっとも必要なのは、この4つのことばなんだ。2016/11/26
まさきち
0
この本を、娘にいつ読ませようかと思ってます。いつ頃に読ませたらいいのかは難しいところですが。2010/04/27
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