出版社内容情報
勝・鳴海・しろがね。運命の輪が動き出す!
人形使いにつけ狙われる少年・才賀勝は、偶然居合わせた加藤鳴海に救われる。一時は引いた人形使いたちだったが、策を弄して勝の呼び出しに成功。ふたたび窮地に陥った勝を救ったのは、銀髪の女・しろがねだった。
大手家電メーカー・サイガ社の社長・才賀貞義の遺産180億円を相続した小学五年生の勝。若く腕の立つ拳法家だが謎の奇病「ゾナハ病」に侵された鳴海。あるるかんと呼ばれる人形を巧みに操るしろがね。偶然出会った3人は、遺産を狙う大きな陰謀に巻き込まれていく。
【編集担当からのおすすめ情報】
藤田和日郎の長編第2弾「からくりサーカス」が、待望の文庫化。各巻にポイントを振り返るコラムを掲載し、複雑な物語をわかりやすく解説していきます。また、カバーを外した表紙には、著者の制作ノートからラフイラストや初期設定画などを本邦初公開! サーカス、人形、からくり……3つのキーワードが、時代を超えて絡まり合う冒険活劇を、余すところなく収録する全22巻、いよいよ開幕!!
藤田 和日郎[フジタ カズヒロ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
42
とうとう読み始めました、文庫版は二冊分くらいあるわけね。1巻では鳴海、勝、しろがねの邂逅と紹介編といったところ。見所は勝の生い立ちと、鳴海たちと出会って成長していく姿。普通に健気な少年が、一気呵成に成長していく。2019/01/20
ケー
16
中学~高校時代に夢中になって読んでいたシリーズ。文庫化に合わせて改めて揃える決意を固める。アシハナさんはこんなに初期から出てたんだなぁ、ナルミは最初からゾナハ病だったねぇと幾つも記憶を引っ張り出しながら楽しんだ。これがまた一時楽しめるかと思うと嬉しい。2017/08/06
北風
16
文庫化したら絶対買うと、ずっと待っていた。長かったなあ。もうすっかり忘れてしまったけれど、最後のあのシーンだけは覚えてる! しかし、最初っから飛ばしてますね。こんな毎度毎度の襲撃三昧だったんだ。全22巻? 毎月一冊だとしたら、あと訳二年かかるのかあ。2017/06/27
あつ子🐈⬛
10
俺が漫画読んで泣いたのは、後にも先にもこれだけや(キリリ)と私の兄が言うものですから買ってみました。うしとら大好きなのであまり心配していませんでしたが、この漫画家さんはさすが!いやもう序盤から面白い。 莫大な遺産を相続した少年、この子を守る人形遣いの美女、奇病に悩まされる手練れの青年を中心に激しいバトルが展開していきます。早く、早く先が読みたい!2023/07/12
kanon
9
絶対にいつか読みたかった作品で、丁度文庫版が月一で出ているタイミングだったので買うしかないと思った次第。月刊からくりサーカスみたいな感じで毎月楽しみ。開幕の巻。2017/10/17