出版社内容情報
グリフォン、再び襲来!!イングラム出撃!
新型パトレーバー導入の陰に贈収賄疑惑!?動揺する隊員たち。一方、シャフト社の内海課長が帰国。グリフォンが新型機に襲いかかる。チームワークが乱れたまま、野明たちはイングラムで出撃!!激戦の行方は……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
13
☆ 3流週刊誌が書いた、篠原重工がイングラムを採用させるために警察上層部に多額の賄賂を渡したという記事。特車2課の面々は自分達の愛機が疑惑の機体と言われることでショックを受ける。その記事をきっかけにして、右翼団体が篠原重工本社に立て籠もり、混乱に乗じて黒いレイバー、グリフォンが再び登場…。相変わらず様々なエピソードがあって飽きない。2014/03/30
ニョンブーチョッパー
7
★★★★★ 今回は週刊パトスが主軸。一時的にバドと一緒に暮らしている黒崎さんの、これまで見れなかった人間的な面が見れて少し親近感が湧く。風呂で太田さんの髪を下ろしている姿が見れたり、熊耳さんが南雲隊長のことをどんなふうに見ているか分かったりして、深みが増してきた。終盤、遅れて登場の第2小隊にかけた後藤隊長の言葉が秀逸。「(もしすでに決着していたら)ありったけの表現で悔しがるように」。野明が鏡に向かって「わっはっは」と笑ってみせる描写はなかなか見かけない面白い表現(鏡文字)。2020/09/09
ノリピー大尉
6
警視庁のレイバー導入に、篠原重工から政界工作が発覚! 篠原重工がテロのターゲットになる中、グリフォンが再び登場し、新型機を導入した第一小隊と対決に!2015/10/11
くらげ@
5
(☆☆☆☆)イングラムを作っている篠原重工への疑惑がテロへと発展してしまう。 特車2課内がうまく機能していない中でのグリフォンの復活。2014/04/08
きーさん
4
グリフォン再戦!後藤さんの勘が冴えわたる巻!なんとなく時代劇調な篠原重工の疑惑は、今読んでみると、不思議と昔より腹が立たなかった。たしかに新規参入の経営方針に問題はあるが、レイバーの品質や安全性に少しも疑惑が感じられないところに「時代」を感じた。今だったら安全性のテストデータ改ざんなどの疑惑になりそう…。ものづくりの信頼は、もう「古き良き日本」の話になってしまったのだろうかと少しさみしい感じがした。2013/12/13