出版社内容情報
グラウンドの中からもう一度、甲子園の音を聴きたい! 生まれつき耳の聴こえない運命を抱えた沖縄の少年達が、さまざまな困難と闘いながら野球に懸けるノンフィクション作品をコミック化!!
▼第1話/聴こえるよ▼第2話/僕たち野球を▼第3話/なぜ僕たちは▼第4話/手話で話そう▼第5話/ベアーズへ▼第6話/正くんと二人で▼第7話/初ヒットだ!!▼第8話/グラウンドの空▼第9話/いくら努力しても▼第10話/僕の仲間たち▼第11話/海がきれいだよ▼第12話/甲子園をかけて▼第13話/野球部をつくろう▼第14話/野球憲章●主な登場人物/友利武明(福里ろう学校中等部1年。甲子園出場を夢見る聴覚障害児)、伊波実(南町ベアーズのコーチ。以前、ろう学校の教師だったこともある武明たちの理解者)、光一・健(福里ろう学校中等部1年。武明の野球仲間)●あらすじ/昭和39年。米軍の居留する沖縄では、風疹による聴覚障害児が500名近くも誕生していた。そんな少年のひとり・友利武明は、小学5年生になったある日、よくキャッチボールの相手をしてくれた隣の家のお兄さん・吉川悟が甲子園出場を決めたことを知り、応援バスツアーに参加する。そこで武明は、大観衆の発するさまざまな物音が、興奮と共に聴こえないはずの耳に届くのを感じる(第1話)。●本巻の特徴/少年野球チーム・ベアーズで、健常者の少年と共に野球をする楽しさを覚えた武明たち。だが、聴覚障害児を偏見の目で見る大人達