出版社内容情報
「究極の○○」という流行語まで作り出した『美味しんぼ』が、文庫で登場! 綿密な取材により、単なるグルメ物にとどまらず、現代の日本が抱える「食文化」の問題点を鋭くえぐる社会派コミックとしても注目される。
▼第1話/5年目のパスタ▼第2話/日米味決戦▼第3話/最高の肉▼第4話/新妻の手料理▼第5話/横綱の好物▼第6話/ペンションの名物▼第7話/キムチの精神(こころ)▼第8話/古酒(クースー)▼第9話/おせちと花嫁▼第10話/根気と山芋▼第11話/牛乳ぎらい▼第12話/潮風の贈り物▼第13話/乾物の滋味▼第14話/フライドチキン●主な登場人物/山岡士郎(東西新聞文化部員。膨大な食の知識を持つ。東西新聞の壮大な企画「究極のメニュー」の作成を担当)、栗田ゆう子(東西新聞文化部員。山岡と共に「究極のメニュー」を担当する)、海原雄山(名だたる陶芸家、画家であり、「美食倶楽部」を主催する食の探究者でもある。山岡の実父だが、激しく対立する)●あらすじ/辰さんをはじめとするホームレスの仲間に、信という新顔が加わった。この信さん、抜群に料理の腕がたつ。なかでもスパゲッティの味は格別。どうやら彼は、以前関西の一流イタリア料理店で、コックとして活躍していたらしい。そんな信さんが、職を捨て、ホームレスとなった理由は一体…!?(第1話)●本巻の特徴/化学調味料の氾濫により、日本人が味覚に対して鈍感になってしまったことを嘆く「日米味決戦」。韓国の食を
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
5
そろそろ面白さの勢いより欠点、突っ込みどころの方が目に付くようになってきた。まず、「五年目のパスタ」嘘をついて結婚したが恋敵が…まではいいとして、この話、奥さんは真相に全くノータッチで騙したままなのでなんとなく誤魔化された感じがある。文庫二巻の「思い出のメニュー」の雰囲気と最後のオチに至るまでの見事さに比べると、明らかにだらけた回。「キムチの精神」は話自体はいつもの異文化理解ものだが、朝鮮飲みが美味しんぼ以外で見かけない作法だと指摘されているので曖昧な記憶で書いた可能性が……2015/01/16
ぴよぴよ
2
いい話が多い中、第1話の「5年目のパスタ」はいけません。嘘ついて裏切った人が幸せになるのはダメダメ。「横綱の好物」の話が一番好き。2012/08/05
稲
0
フライドチキンを巡って離婚するだのという話で、アメリカ人の奥さんが山岡提唱の中華風フライドチキンを受け入れたのが納得出来ない。別物だろ。2017/10/11
佳蘋(よし)
0
買った
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- 和書
- エセ保守が日本を滅ぼす