小学館文庫<br> ペンテウス

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小学館文庫
ペンテウス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 407p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091924926
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

世界各地の神話伝説をモチーフに翻案した異色作「神話伝説シリーズ」。神話伝説の持つ原始的なエネルギーを、大胆な舞台設定と力強いタッチで描き出す!

▼「ペンテウス」▼第1話/エウロペの誘拐▼第2話/アクタエオン▼第3話/セメレ▼第4話/スパルトイの後裔▼第5話/バッコス▼第6話/キタイロンの惨劇 ▼「カイネウス」<ギリシア編>●あらすじ/神々の国・オリンポス。下界の様子を眺めていた、世界の支配者である神・ゼウスは、ポエニケの王・アゲノルの治める土地で大蛇ピュトンが暴れていることに気付いた。ゼウスは息子・ヘルメスを蜂に変身させ、下界へと送る。ヘルメスは、一匹の牛に入り込み、アゲノルの娘・エウロペを連れ去る。アゲノルは息子であり、エウロペの兄であるカドモスに探索を命じ、「見つけ出せなかったら、二度と帰ってくるな」と告げた。しかし、その旅は苦難の連続。何年か後、仲間の兵士たちをピュトンに全滅させられたカドモスは、一人でその強大な敵に立ち向かう…(第1話)。●本巻の特徴/カドモスはその後、テーバイという都を築き、子や孫に恵まれるが、末裔・ペンテウスの代に至るまで、オリンポスの神々の卑劣な策略に翻弄される…。ギリシア悲劇(エウリピデスの『バッコスの信女たち』)を下敷きにした、巨匠が描く異色のギリシア神話。また、この他に中編「カイネウス」を収録。初出は「ペンテウス」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

剛腕伝説

14
白土三平によるギリシャ神話の漫画化。 【ペンテウス】ゼウスの子であり、従兄弟であるバッコスを蔑ろにしたために狂った母アガウエー殺されるペンテウスの物語。 【カイネウス】ポセイドンに強姦され女性から逞しい男性に性転換したカイネウスの戦いの物語。 ギリシャ神話に白土三平なりの脚色が加えられた、興味深い漫画であった。 因みに、白土三平がカムイの再開の構成に苦しんでいる時に、繋ぎとして急遽描かれたのが神話伝説シリーズであったとか。 それ故に長編と違い書き込みの希薄さは否めないが、十二分にに面白い作品であった。2021/05/23

白い駄洒落王

8
神話伝説シリーズで一番神話らしい作品。残酷で無慈悲。そして、カオス。2014/01/11

Hiroki Nishizumi

2
圧倒される。神話なのだが何を啓示しているのか・・・2019/06/23

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