出版社内容情報
血のつながらない兄妹、龍男と陽子は、互いに激しく求め合いながらも、保守党政治家と革命戦士として正反対の道を歩みだす…。男女の愛憎を描き、官僚政治の腐敗に鋭いメスを入れた、社会派コミック!!
▼第1話/ドナウクーリエD223▼第2話/ムハマドと呼ばれる男▼第3話/国境▼第4話/帰朝報告▼第5話/バカー難民キャンプ▼第6話/渡るべき河▼第7話/粛清▼第8話/力の論理▼第9話/野望▼第10話政治家の妻▼第11話/黄金の国(ジパング)へ▼第12話/別館「ローズ・ガーデン」▼第13話/窓からの眺め●登場人物/榊龍男(内閣官房副長官で、榊陽子の義兄)、榊陽子(元・城東大学全闘委の闘士。現在はパレスチナのテロリストグループに属し、来島冴子と名乗る)、山路敏彦(元・城東大学全闘委リーダーで、今はパレスチナのテロリストグループの一員)、榊麗子(代議士・田丸善太の娘で、龍男の妻)、寺田(龍男の学生時代の友人で、通信社の記者)●あらすじ/旧東ドイツ・東欧の視察のため議員団として列車に乗り込んだ龍男は、「大地の剣」の爆弾テロに命を狙われていた。来島冴子の正体を知り、車内でテロが起こることを察知した彼は、厳重な警備を設置したのであったが、龍男の部屋に謎の女性が入ってきて……(第1話)。▼龍男は、車内に姿を現した陽子から爆破を阻止する方法を聞き出そうとする。その方法を教える代わりに、彼女が提示した交換条件は、「日本資本のドイツ進出の中