出版社内容情報
産業用ロボットが、ある日突然意識を持ち始めた! それは、少年・さとると少女・まりんの純粋な心が作り出した意識でもあった!
PROGRAM5 [まりん]▼第1話/何か▼第2話/前ぶれ▼第3話/つぶし▼第4話/モノ来たる▼第5話/偶像▼第6話/脱皮▼第7話/見えない叫び▼第8話/キカイ語▼第9話/異物▼第10話/黄色いカラス▼第11話/黒い視線▼第12話/同化▼第13話/進化▼第14話/遮断▼第15話/轟音▼第16話/地上へ▼第17話/孤立●登場人物/近藤さとる(父親の工場にやって来たロボット“モンロー”に興味を持つ小学6年生の男の子)、山本まりん(さとるの父親が勤める工場で、さとると偶然出会った少女。父親は外交官)、ロビン(まりんに好意を寄せるイギリス人)●あらすじ/舞台はロンドン。暴徒と化した若者たちがバイクに乗ったまま店に突入し、店の中のあらゆる日本製品を破壊する。日本人たちに対する嫌がらせは度を越しはじめ、まりんの周りにも危険が迫る。そんななかで、精神的ショックが原因で入院中のまりんは、病状は回復したが、記憶は戻らないまま退院することになる。ロビンたちに付き添われながら車に乗っているまりんに、暴徒たちが襲いかかった……(第1話)。▼まりんの退院を祝ってパーティーが開かれた。しかしまりんは家族や知人たちの祝福に耳を貸そうとはしない。そのとき彼女の耳に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
65
4巻に出てこなかったから忘れてた、変態野郎の存在。グロくて怖いけど、あと2巻。2016/11/30
こばまり
42
発表から40年を経ても作品の持つエネルギーが少しも衰えてない魔術的作品。時はバブル。当時出版界ではどのように受け止められていたのか気になる。2025/03/29
salvador
9
ロンドンに渡ったまりんの試練。日本ヘイトのロンドンでは、対日本のテロや爆破行為が横行し不穏な空気が漂う。その情勢下で父が襲われ記憶を失ったまりんに近づくロビンの怪しさ。まりんの涙が続く展開にゾワゾワさせられる。日本を思う気持ちからサトルの記憶を取り戻すまりんはなにもできず涙にくれる姿が悲しい。そのまりんを追う真悟もまたどんどん進化していき目が離せない。シンゴの全て記録のような過去形のモノローグが気になる。2022/08/19
フロム
6
楳図漫画の困惑は、例えば足の間に暗い欲望をたぎらせてエロ漫画を読んでいると裸もエロシーンもあるのだがストーリーや演出に比重が置かれていて当惑してる間に股はカピカピに乾き。黒い万年筆は萎びてしまうのだが、ただ作品自体はよく出来ているから最後まで見てしまう。そんな感じだと思う。興奮や感動を求めて読み進めたら凄い所に飛ばされる読後感。コレはもう完全に現代アート。荒木先生がまだ絵だけに留まりアート度30位だとしたら、我らがかずおは時折120%位まで振り切れてしまう。岡本太郎と一緒で観客に挑戦してくるんだよね。2022/03/06
yom
3
オカルトというかハードヘルな世界観に。いかにも観念的なクライマックスになりそうだけど、一応見届ける。2021/03/31
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