出版社内容情報
ナンセンス新境地を切り拓いた超話題作が文庫化! 奇才・吉田戦車が描き出す超ナンセンスな笑いの世界は、他の追随を許さない!! 第1巻には、まだキャラを確立しきっていないかわうそ君やかっぱ君のデビュー姿も…。
日本中の老若男女に大人気! 全巻それぞれ、今までの常識をくつがえす装丁を行ない、本の造りまでが“笑い”を巻き起こす国民的ギャグの集大成。かわうそが、斎藤さんが、あなたを不条理な笑いの世界に誘う!●主な登場人物および動物/こけし(頭にこけしをのせたこけしの髪形の少年。なぜか半裸)、傷(頭に包帯を巻き、そこから血をにじませている少年。学生服の左胸の赤い花は血の赤とコーディネイトしているのか?)、王様(なぜか和室に住んでいる王様。お姫様の教育には厳しい)、かわうそ(川獺。嫉妬深い)、かっぱ(河童。気が小さい)、ミッチー(夢多き乙女。世界征服の野望を抱く) ●本巻の特徴/シークレット○○好きの主婦が大活躍。なんでもでっかく見せて、影でほくそえむ彼女の存在が忘れられない第1巻。あとがきにかえて竹熊健太郎によるエッセイ「吉田戦車氏へ……十年目の『詫び状』」を収録。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kanon
13
これが吉田戦車の紛れも無く代表作―『伝染るんです。』か…画期的だったのだろうなあ当時は…不条理ギャグマンガの代表的な存在と言える。と言うか、今更になって吉田戦車にこんなにどハマリしている訳だが、割と最近の作品から、初期のこう言うのまで色々読んでみたが、やっぱり変わらないんだよなあ。まあジャンルとか扱うテーマは違ってくるけれど、それでも紛れも無く、”吉田戦車”なんだよなあ。表紙に描いてあるキャラクター”かわうそ”がやはりこの作品では代表的か。まだ魅力的なキャラは沢山だけど。こうやって派生作品が生まれるのか―2014/09/29
ナハチガル
12
『マンガホニャララ』を読んでいて懐かしくなって久しぶりに手に取ったが、半分くらいで挫折。思いつきや妄想を4コマ漫画に落とし込む表現は時に天才的だが、やはり個人の思いつきには限界があるからか、割と早い段階でキャラものとマイナーチェンジものが増えてきて飽きた。そういえば昔からクマプーのほうが好きだったな。ところでタイトルが『写ルンです』のパロディだということに今回初めて気づいた。まるで『氷点』より『笑点』の方が生き残ってる、ってやつみたいだ。「まだらのヒモ」(身体がまだら模様の、風俗嬢のヒモ)には笑った。2023/01/29
吉田あや
11
鼻歌カラオケができる鼻歌パブ「蓄膿」。息詰まる空間.........ふふんふん。真理子の「真」は真実の真。真理子の「理」は理屈の理。真理子の「子」は子袋の子…[iロi]2013/11/08
moon
10
懐かしい作品。内容は覚えているのに、大笑いしながら読み進める。自分の中では殿堂入りです。2014/01/09
7a
9
かわうそくん似の先輩が貸してくれました。似てます。そっくりです。2020/07/01