小学館文庫<br> ザ・コクピット 〈2〉

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小学館文庫
ザ・コクピット 〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 339p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091922526
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

第二次世界大戦の最前線で鋼鉄の弾丸とともに交錯する男の意地と誇り。オムニバスでつづる戦場傑作ドラマ11作。

▼第1話/零距離射撃88▼第2話/音速雷撃隊▼第3話/鉄の竜騎士▼第4話/戦場交響曲▼第5話/ゼロ▼第6話/ラインの虎▼第7話/ベルリンの黒騎士▼第8話/晴天365日▼第9話/妖機 黒衣の未亡人▼第10話/大艇再び還らず▼第11話/爆裂弾道交差点●「零距離射撃88」/イギリス空軍アーサー・アダムス・トレンター大尉は、基地に帰還する途中、隣を飛んでいた同僚機が日本軍の88ミリ砲に撃ち落とされる。その頃地上では日本軍とイギリス軍が銃撃戦を繰り広げていた。日本軍で生き残ったのは4人だけ。二等兵の石川、山下、酒田、砂山だった。戦線を撤退しようとしていた彼らの目の前にトレンターを襲った88ミリ砲が現れる。▼「鉄の竜騎兵」/1944年、フィリピン・レイテの戦場、ゼラバンカの草原。宇都宮一等兵は飛行場防衛の援軍を要請するため、サイドカーで重砲兵連隊に向かっていた。しかし、敵の砲撃を受けた重砲兵連隊は戦線を撤退することになる。これを聞いた宇都宮は仲間に撤退命令を伝えるため、再び伝令として、飛行場に戻ることを決意する。▼「ベルリンの黒騎士」/ヘルベルト・フォン・リヒター大尉はドイツ空軍歴戦の勇士。騎士道を重んじる彼はベルリンの黒騎士と呼ばれていた

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

49
戦場で駒として戦い、誰にも看取られず散り、忘れられた男たち。復讐とは遠く、政治や思想とは違う場所に立ちながら、戦わされた男たち。カッコいいとかではなく、ひたすら悲しい読後感。ベルリンの黒騎士は何処に消えたのか。鉄の竜騎兵は本当にゴール出来なかったのか。松本零士という人の描く闘争には、常に無情感が潜んでいる。2022/10/05

hibimoriSitaro

2
再読。1998年1月初版の2001年8月9刷。「零距離射撃88」(1974)から「爆裂弾道交差点」(1975)まで。零距離射撃なんつう刺戟的な言葉はこれで覚えた。「鉄の竜騎兵」が好きだなあ。「ラインの虎」でちょっと沖田提督と古代守みたいな遣り取りがある。2015/11/29

TEDDY曹長

2
桜花の話は切なくなるね。実際の隊員の心情を思うと見ててもつらくなる

吉田

2
再読。やはりアニメ化するだけあって、鉄の竜騎兵と桜花の話がいい。2009/03/25

 

1
後半の数篇は雰囲気が変わって、山や落ちがなく、ただできごとが描写されるだけ、という感じなのは掲載誌(ビッグコミックオリジナル)の差異なのかな。2013/08/09

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