小学館文庫<br> 佐武と市捕物控 〈7〉

小学館文庫
佐武と市捕物控 〈7〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 337p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091921376
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

文化文政期のお江戸八百八町に、佐武の縄が飛び、市の居抜きが悪を切る! 歌舞伎、読み本、大相撲など当時の風俗を巧みに織り込みながら、情緒豊かに「情と業」の複雑な人間模様を描く!

▼第1話/叢雲(むらくも)▼第2話/名月や池をめぐりて夜もすがら▼第3話/一重▼第4話/紅葉狩(もみじがり)▼第5話/菊人形▼第6話/だだぶだぶ▼第7話/針▼第8話/北風のみち▼第9話/七福神▼第10話/紅い捕縄●登場人物/佐武(下っ引き。縄術の使い手)、松の市(居抜きの達人の按摩)、みどり(佐平次の娘。佐武に思いを寄せる)●あらすじ/まじめで知られる岡っ引き・黒門町の豊蔵は、二十六夜の月に憑かれたかのように、女の後をふらふらとついていった。誘うかのように木の下で立ち止まり、こちらをうかがう女。翌日、女が木で首を吊っているのが発見された。そして、その傍らには豊蔵の十手が落ちていた……(第1話)。▼正月の1日、ヤットウの先生が密室で毒殺され、毘沙門天の木像が持ち去られた。翌日には魚屋が同じ手口で殺され、夷の木像が消えていた。次の日は、米屋が殺され大黒の像が、その次の日には小料理屋が殺され弁財天の像がなくなっていた。佐武と市は、謎を解く鍵は七福神の木像にあると踏むのだが……(第9話)。●その他の登場キャラクター/佐平次(佐武の親分の岡っ引き)、田辺(上役の同心)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つらら

7
なんて格好いい作品なんだ!江戸庶民モノの連作小説やドラマが好きな人にはぜひ!ぜひ体験してほしい、この漫画の完成度の高さ。話の展開もよく練られて読ませるが、なんといっても心理描写の深さがすばらしい。そして本作を見れば大胆な構図と読みやすいコマ割りは両立できるとよくわかる。昔、部分的に実写を使うなどの実験的な手法でテレビアニメ化されたらしい。映像関係の人が読んだら何かしら作りたくなるだろう、その気持ちがわかる。繰り返しになるけど本当に格好いい作品。 2020/04/07

あんコ

0
★★★★

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/662791
  • ご注意事項

最近チェックした商品