小学館文庫<br> 人間交差点 〈4〉

小学館文庫
人間交差点 〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 306p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091920140
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

川の流れに押し流される小舟のように、「運命」というに波に翻弄される人生。そこには、人と人とが出会うがゆえの、愛や憎しみ、喜びや悲しみがある。そんな人間模様を痛切に描き出した人間ドラマの傑作版。

▼第1話/動機▼第2話/掌の影▼第3話/腐敗(前編)▼第4話/腐敗(後編)▼第5話/空白の走行▼第6話/砂時計▼第7話/顔のない群れ(前編)▼第8話/顔のない群れ(後編)▼第1話/踏切り▼第7話/紺碧の宴●あらすじ/台風がくると発生する女子大生連続殺人事件。その捜査にあたっていた片山刑事は、ある週刊誌の連載記事に載った大学と、殺された女子大生の通う大学が一致していることに気づく。そして、次の台風がやってきた日、片山をはじめとする捜査員は、次の標的となる女子大学周辺に張り込み、犯人を待つのだった(第1話)。▼北国の町で、銀行の支店長と女性行員の心中事件が起きた。だが、検事の森脇は、心中ではなく、銀行の贈収賄に関連した他殺と判断。自ら調査に乗り出すが、その途端、彼は命を狙われる(第3話)。▼銀行の幹部を全員、贈賄容疑で逮捕した森脇。だが本当の目的は、支店長らを殺害した犯人を、この拘留期間に見つけるための別件逮捕だった。しかし逮捕者全員に、事件当日のアリバイがあることが判明。捜査は手詰まりとなったかに見えた。森脇はそこで、自分を轢き殺そうとした犯人を、車のナンバ?からわりだし、逮捕する。だがその人物は、彼の恩師だっ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

零水亭

13
「顔のない群れ」が特に好き。

とみやん📖

5
どの作品からも悲しみを感じる。そして、バブル前の、昭和の薫りも。刑事の話が2つ。元刑事の話が1つ。猛烈に働く会社員の話が3つ。どれも今の日本には見られない人々かもしれない。 でも、精一杯生きている姿がここにある。 世の中はより快適で、人権が保証され、住みやすくなったのかもしれない。その分、人間そのものが弱くなった気がする。 二話連作の「腐敗」「顔のない群れ」がともに良い。「砂時計」も印象的。2023/03/05

kaikoma

3
人間としてどれほど素晴らしく、その人がかけがえのない自分の恩人であったとしても、社会や地位が人を変えてしまうというのは人間の性なのだろうと思います。作品を読むと腐敗政治や女子大生連続殺人は、インターネットの無い時代らしい取り上げ方だと思います。2023/02/16

小太郎

0
読了 2014/05/31

満月-ya

0
★★★☆☆2013/10/15

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