出版社内容情報
時空を飛べる正体不明のアズにいちゃん。おかげでマヒコの日常は怨霊少女と対決したり源平合戦を見物したりと大騒動。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
neimu
10
全巻持っているのに、古本屋で1冊になっている文庫を見つけてつい買って読んでしまった。もはや古典SF? 萩尾望都はやっぱり面白い。巻末の解説者が「スカイクロラ」の原作者で魂消た。2008/08/18
みきこ
6
楽しくて読みやすいSFコメディだった!とくに壇之浦は頼朝と義経の歴史がもっと深く知りたくなった!歴史って面白い!マヒコとアズ兄ちゃんのキャラも良くてテンポ良く楽しめた。このシリーズもっと読みたいくらい。2014/07/19
鈴木双葉(全日本目が死んでる団団長)
5
古本屋に探している本がなかったので、なんとなく買ってしまったのだが面白かった。「萩尾望都はこむずかしいからちょっとなぁ」と敬遠しがちな私でも素直に楽しめた。特に「あぶない壇ノ浦」は、娯楽マンガとして面白く、歴史背景がよく整理されていてお勉強にもよく、更に頼朝・義経兄弟の葛藤を描いて興味深い。ドタバタからロマンティックな要素を含むSFまであり、やっぱこの人すげぇなぁ、と思わせる。ここぞという時の絵の美しさも特筆もの。2009/09/06
niki
4
4作品収録。登場人物は同じ。『あぶない未来少年』が最高に良かった。暗い未来が明るくなる予感。『あぶない壇ノ浦』は頼朝と義経の話。日本史に興味を持てない私だけれど、読みながら歴史を学ぶ。戦のシーンは強烈。刀で顔面を切られ血が吹き出る。残酷シーン満載。SF描いたり源平描いたり。やっぱり面白い、萩尾望都。2025/05/31
Gen Kato
4
「壇ノ浦」すごい。頼朝も義経もかなしい。「未来少年」もすごい。宇宙のなかの孤独、藤子F先生の短篇にもあったけど、耐えられない恐怖ですね。濃い一冊です。2024/04/22