小学館文庫<br> 麒麟館グラフィティー 〈第1巻〉

小学館文庫
麒麟館グラフィティー 〈第1巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 311p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784091910813
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

北の街、札幌に60年続く古い下宿館がある。その名は麒麟館、夢と希望に輝く若者の家だ。名物大家のこるり婆さんが逝ってしまい、曾孫の妙が管理人としてやってきた。引っ越しの日、妙は道で家出した人妻菊子を拾うが、彼女の夫、宇佐美秀次は妙の初恋の男だった…。北海道の四季を背景に、せつなく苦い、愛と友情と青春の日々が始まる。

北の街、札幌に古い下宿館がある。その名は麒麟館、管理人の妙は引っ越しの日、家出した人妻菊子を拾うが、彼女の夫、宇佐美秀次は妙の初恋の男だった。北海道の四季を背景に、せつなく苦い愛と友情の日々が始まる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さやなか

21
久々に再読。たまには漫画の感想もよかろと思いつつ。本作は自身が20年以上も前に出会った作家さんで、結構、心のバイブルと位置付けても良いくらい好きな作品である。恋愛感情ごちゃまらな物語だが、良い感じで笑いや感動的場面に所々、転じるので、いつ読んでも泣けるし、笑えるし、稀有な漫画だとつくづく思う。同級生の友人とあった時や、好意を寄せていた異性に再会した時や、バイトや仕事に疲れた果てても気の合う仲間とばか騒ぎした思い出などが再現されて、元気をくれたりする。自分にとって宝物的漫画です。2023/11/12

かおる

5
クソサイテー男の業丸出しで、途中の巻で挫折したが、札幌版めぞん一刻という視点で読めば、そこそこ応援したくなるかな。表紙の前田真三の写真が泣かせでくれます。2016/02/23

薫子

4
読メ始める前に読了済。幾度目かわからないくらいの再読。吉村さんの作品の中では「薔薇のために」の次くらいに好きな作品。やはり描かれている時代が前だからか、2016年の感覚で言うと、古い。「男が稼ぎ、養われている女は何も言わず家庭を守れ」な先輩に文句を言う妙でさえ、先輩に家事ができないと子どもを守り育てられないだろう、と言われて引き下がる。確かに子どもを産めるのは女性だけだけど、守り育てるのは男性でもできる。夫婦でやるもの。そういう認識がまだ薄い時代なんだなー。でも、それを感じつつも好きだから読むのだ!2016/05/07

こぐま

4
先輩すげー自己中で横暴やな。なぜそうなったんや。なんか理由あるんかな。火野くん頑張れ。妙も菊子も恋で幸せになってほしい。2014/04/01

ジェミジェム

3
「薔薇のために」から吉村明美さんにハマり、続いてこの麒麟館グラフィティーを読みはじめた。舞台が古い下宿なので懐かしい雰囲気でホッとする。ラブロマンスもあるけど、基本的には妙と菊子と麒麟館の住人たちの友情物語。やっぱり今風のものよりこういう昔の作品が心安らぐなあ。2011/12/01

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