出版社内容情報
暴走する母性という狂気…愛に殺される!
ママ、なぜ「あんなこと」をしたの!?
母・静子の突然の“異常行動”.
息つく間もなく
静一の自我を粉々に打ち砕く次なる“事件”が起こり…
幸せだった家庭は、静かに、逃げ場のない地獄へと
変容してゆく…
「惡の華」「ぼくは麻理のなか」「ハピネス」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」の押見修造が満を持して描く最新作!!「究極の毒親」待望の第2集!!
【編集担当からのおすすめ情報】
押見修造、「惡の華」のその先へ…!
第1集は緊急大増刷!朝日新聞をはじめ各メディアで大反響を頂きました。第2集では、ママがなぜ「あんなこと」をしたのか?その真相に肉迫します。「鬼才・押見修造が次なるステージへ進んだ」と話題騒然の最新作!!
押見 修造[オシミ シュウゾウ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いっせい
55
母親の我が子に対する異常な溺愛。母の狂気を目撃してしまった、吃音の息子は、どんどん束縛の沼にハマっていく。表情アップのカットが多いが、どれも不気味で怖い。読者もどんどん恐怖の沼にハマっていく。2022/08/15
アマニョッキ
51
これまたブルータス「危険な読書」より。怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。美人母の歪んだ愛情むちゃくちゃ怖い。押見さんお得意の台詞少なめ画圧強めの展開がまじ怖いっす。後半まことちゃんばりの顔芸見せる主人公にもご注目。あー怖い。へたなホラーより怖い。2018/01/03
神太郎
37
相変わらずお母さんの一挙手一投足が気になり、読んでるこっちもドキドキしてしまう。また、惡の華の時と違い、絵のタッチをガラッと変えてるので、それも緊張感を高めてるのだろうか。最後のラブレターを一緒に破くところはそこまでやったら、いかんでしょと……。逃げられないという感覚がピークに達する。読んでて息苦しくなる。2017/12/30
Carlyuke
31
女の子(吹石さん)が家に訪ねてくるが母親が吹石さんの静一への手紙を読み, 一緒に破る。めちゃコミなので第3巻に入ったのも気づかなかった。母親がおかしいがこの物語がどうなるのか知りたくて怖いながらも読むのを止められない。大人になってから読んでいるので平気だが, 小中学生などが読まない方が良いと感じる。2023/12/14
のりすけ
28
怖いよ…。自分もかなり過保護な母親だという自覚はあるんですが、ここまで蜘蛛の糸のように絡め取るような、支配に見えない支配は、マジで怖い…。でもこれ、息子と母親だから異常さが際立ってるけど、娘と母親なら、こういう関係の母娘そこそこいるで?…なんて思ったり。2018/03/19