出版社内容情報
“幸せとは何か”について、人を刺す物語!
「加瀬ひかり(27)。安芸信用金庫・広島支店、営業。」
「田所順平(16)。高校2年。部活、合唱部。」
「若山正太郎(16)。中卒。職業、病院清掃。」
同じ町に住む3人は、いまだお互いを知らない。
だが、彼らには共通点がある。
そして、やがて彼らは出合うだろう。
ひとつの言葉の下に、
ひとつのつながりの下に、
そして、ひとつの覚悟の下に――。
現代の広島を舞台に、苦難を抱える人々の絶望と奮闘、希望を描く
骨太ヒューマンドラマが、いま始まる。
【編集担当からのおすすめ情報】
「人間も捨てたもんじゃないと感じさせてくれる」
「いま突然失明したら生きていけるのかと考えさせられた」
「障害者に対する接し方に新鮮さを感じた」
――「“幸せとは何か”について、人を刺す物語」と大反響!!
いまの時代に静かな共感を呼ぶ、絶望と希望が交錯する奮闘ドラマ!!
香川 まさひと[カガワ マサヒト]
原著
若狭 星[ワカサ ショウ]
イラスト
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
26
☆ 現代の広島を舞台に描かれるヒューマンドラマ。信用金庫営業のひかり、高校2年生の合唱部員の順平、病院清掃員の正太郎。1巻では同じ町に住む、全く繋がりのない3人それぞれの生活が描かれます。作中では「広島に住むからには幸せになる覚悟がいる」、「幸せは一人でなるものではない」など、優しい言葉がたくさん語られます。温かい絵柄と優しい言葉が魅力的な物語は、事故で視力を失った自転車乗りの男性、山崎を巡るものになる様です。2巻からは物語が大きく動き出しそうで期待大。2017/07/31
ひまわり
10
「幸せというんは誰かのために生きるってこと」「なぜなら、幸せは一人でなるもんじゃないけえ」私の心に響いてきました。2巻,いよいよ走り出す!!2018/08/08
nokonokoi
7
三人がどこで出会うのか!続きが気になる。幸せとか広島に住む覚悟とか。2019/02/17
くるり(なかむらくりこ)
7
伴走クラブの知人に教えてもらい、既刊をまとめて買って一気読み。おもしろい! 1巻は、主要登場人物たちの背景を丁寧に描いて、伴走編へのいわば助走部分。広島が舞台という設定もすごく生きている。2018/08/13
チューリップ
3
あらすじ見ると3人が出会ってから話が動くみたいだけどまだ出会っていない。事故で盲目になってしまった山崎が外に出られるように少しずつ精神面が前向きになるまでを描写しているのが1巻だった。ひかりの前向きさが明るくて良かったな。2022/02/06