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出版社内容情報
美しくあやうい、13歳の義妹と――俺。
新海誠、絶賛!!「はげしくて、静かな奇跡。松本剛の漫画をいつも待っている」
仕事・恋人・母親…全てを失った一(はじめ)の前に現れたのは、14年前 自分と母を捨てた父と、初めて会った血のつながらない義妹・初穂。初穂の母と弟とともに長岡で一緒に暮らすことになるが、家族を乱されることを恐れる初穂は一(はじめ)に敵意を剥き出しに。複雑な関係ながら〈家族〉になろうと歩み寄る一(はじめ)だが、少女と女性の間を行き来する美しい初穂に心奪われ……衝動と愛情が交錯する、ひと夏の儚い恋の物語。全3巻8?10月連続刊行!
【編集担当からのおすすめ情報】
13歳。子どものように無邪気なときもあれば、大人のような表情を見せるときもある。美しくあやうい義理の妹に、心奪われてゆく30歳の男―――。他人だけど家族、きょうだいだけど大人の男と少女。雨の多い長岡の町で紡がれる、ふたりの物語。寡作ながら『甘い水』『すみれの花咲く頃』(ともに講談社)など圧倒的筆力で名作を生み出す松本剛氏、7年振りの新作!オビには「松本作品に強く影響を受けた」と語る新海誠氏(映画『君の名は。』監督)が推薦コメントを寄稿。
松本 剛[マツモト ツヨシ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JACK
31
☆ 30歳のバス運転手、一は、母親を亡くして気落ちしている所で、パワハラを繰り返す上司と自分の彼女が浮気をしているところを目撃して心が壊れてしまう。事故を起こした一は、母を捨てて他の女と結婚した父の家に世話になる事に。父には新しい妻と、その連れ子の13歳の娘、初穂と、父と後妻の息子、澄也がいた。初穂は家族に入り込んだ異物である一を敵対視していたが、一はその義妹の色香に戸惑う。複雑な人間関係、過酷な展開、濃密な空気が凄い。たくさんの人に読んで欲しい、文学的な作品。2017/08/19
kanon
15
松本剛さん、カルト的人気があるということだけは知っていた。講談社BOXにハマっていた頃に、マンガも出てるな、くらいの感じで、しかし読んではいなかった。今作が割と話題になっていたのを知って、まあリアルタイムだし、と思い一巻だけ購入してみただけなのだが…これは面白い。八話がとても良い。じっくり読んで表情で色々気持ちを想像してみたりした。ぶん殴った理由は、男なら分からなくもないだろうなあと。いやしかし現実ならそこまでで止めとけ、とはなるけれども…マンガとしては止めるな、となる。過去作も含め作家買いしたくなった。2018/01/26
紫雲寺 篝
11
父親が出て行き、母も死に。上司にいびられ、ある日その上司に恋人を奪われた事を知る。心も体も傷つき、病院で泣き崩れた玉井一の前に現れたのは、たった13歳の少女。鋭い目つきの少女の艶やかな唇の色味に、吸い寄せられる様に見入ってしまった一。血の繋がらない兄妹の2人。少女の、着飾らない感情の吐露に、一は翻弄され……!?出て行った父親の息子の一と、父親が出て行った理由となった女の娘。なんでもない姿から溢れる色香が、危うさと歪さを演出している。表紙の赤色が鮮烈であったがために、読んでいても唇に色を感じてしまった。2017/12/06
gongxia
10
結構衝撃作、ビビッときた。そのうち映像化されそうな漫画。広瀬すずはやめてくれ。2017/08/20
チューリップ
8
事故で職を失った主人公が家を出て行った父親に誘われ怪我が治るまで父親の家族と一緒に生活をする事にする。そこで出会ったのは自分とは血の繋がらない妹や母親の違う弟でという話。全体的にヒリヒリしていて閉塞感があるなと感じる。父親と事実婚状態の人が普通に良い人だったからこそ後半の急展開が結構落ち込む。これから主人公破滅していきそうだし気になるな。2018/02/09
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