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出版社内容情報
十八万六千五百石という外様の大藩であったために、幕府の大藩潰しの標的とされた美作・津山藩森家と、江戸城内の「松の廊下の刃傷沙汰」で取り潰された赤穂藩浅野家。時の権力者・柳沢吉保の策謀に翻弄される両家の姿を、お家再興のために尽力する森直長を軸に描いた歴史コミック。
▼第1話/見えざる力▼第2話/背負荷の重さ▼第3話/渦波の犠牲者▼第4話/招かれざる客▼第5話/嵐の前の風▼第6話/別れの春雷▼第7話/再興●登場人物/森長直(元・美作津山藩藩主・長成の叔父。学問は山鹿素行に師事、剣は免許皆伝の腕前)●あらすじ/元禄14年、江戸城本丸御殿「松の廊下」で、浅野内匠頭が吉良上野介を切りつけるという事件が起こった。幕府の定法では“喧嘩両成敗”のはずであったが評定の末に下された裁決は、内匠頭は「即日切腹」、上野介は「お構いなし」というものであった。浅野家の家老である大石内蔵助と知己である長直は、このことを知るやすぐさま内蔵助の元に駆け付ける。二人は、この理不尽な裁決の背後に、以前津山藩を取り潰したものと同じ“見えざる力”の存在を感じ取るのだった(第1話)。▼参勤交代で江戸に入った長直は、先だっての「お犬小屋普請」の際に、一万両もの大金を貸してくれた平野屋のもとに、借金の返済のために赴いた。そこで直長は、時の権力者である柳沢吉保が貨幣を改悪して莫大な富を得ていることを教えられる(第2話)。●その他の登場キャラクター/柳沢出羽守吉保(五代将軍・綱吉に気に入られ、小姓から老中にまで上りつめ権