出版社内容情報
バイバイありがとう、菫ちゃん。また明日!
かわばたすみれ。小学4年生。
初恋の男の子、ソンチェフくんが転校して迎えた夏休み、
田舎からおじいちゃんがやってきました。
しばらくすみれちゃんのお家にやっかいになるんだって。
おじいちゃんと食べるカレー、おじいちゃんと朝のお散歩、
おじいちゃんから聞くお母さんが子供の頃の話…
おかあさん、おじいちゃん、そして離婚して離れて暮らすおとうさん。
家族についていろいろ考える、すみれちゃんの夏。
宇治原さんや家庭教師の片桐くんも登場します。
【編集担当からのおすすめ情報】
2年ぶりの本巻は全編描き下ろし。
第4集で病気療養中だと明かされたおじいちゃんは、
すみれちゃんに何を伝えるのでしょうか。
「理想の家族の形」とはちがうのかもしれないけれど、
すねることなく、いじけることもなく、
一生懸命考えて自分の言葉で伝えることをあきらめない
すみれちゃんの言葉は、迷いながら決断を繰り返す私たちにそっと勇気を与えて くれます。
今巻も感涙必至! 「大人とすみれちゃん」という本作の本来の魅力がたっぷりつまった最終巻です。
松島 直子[マツシマ ナオコ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
49
最後の最後まで泣かせてくれる。子供に無理をさせていないつもりでも、子供なりに無理をしているのだ・・。親だって、親だから子育てできるものではない。ゆとりなんて片親じゃ到底無理だろうと思う。慰謝料や養育費を払わない父親も多くいるそうだし・・。そういやぁすみれちゃんちはどうなんだろう。お母さんが病気になった時の事を考えたら・・おじーちゃんとお母さんとの最後になった話。父を亡くして10年以上たつのに・・羨ましい会話だった。読み友さん!ありがとうございました。次は4弾「こうのどり」にいかせて頂きます2018/06/08
JACK
35
☆ 小学四年生のすみれは、お母さんと二人暮らし。物わかりが良くて優しい彼女にも、やはり無理をしているところがある。両親の離婚でお父さんがいない寂しさ。そしてそれをお母さんに遠慮して伝えられない辛さ。そんな「良い子」でいる彼女の成長が最後に描かれていて、泣かされてしまいました。私も娘を持つ親として考えさせられます。掲載誌、月刊IKKIが休刊になり、続きは読めないと思っていたので、全編描き下ろしで完結させてくれた松島先生と関係する皆さんに感謝します。本当に読めてよかった。2017/01/22
hydrangea
18
この最終巻については、全編描き下ろしの上発売をされたことが非常に嬉しく感じています。最終話には涙腺が緩んでしました。2017/04/02
こばまゆ
8
なぜだ!?なぜ、このマンガ、もっと有名にならないのかが不思議だー!ラストなんて、ぼろ泣きだよー明日、目が腫れるよーラスト良かったなーーーいい子すぎるすみれちゃんがずっと心配だったけど、じいちゃんとお母さんのくだりから、ばばばーーっときて、あのラスト!良かった**じいちゃん、心を解放してくれてありがとう。特にひとり親の親や、子ども達の心に響くのではなかろうか。切なくて、でも、人の強さも感じるマンガです。おすすめです。2017/05/25
かなかな
8
どこの本屋にも置いてなくて、Amazonで注文して届きました(*´꒳`*)最終回は涙が止まらなかったけど、どこかですみれちゃんの成長をもっと見たいなぁ。作者さんがこれ見て続けてくれたらなんて思います(^-^)2017/03/31