出版社内容情報
さよなら、またね。またね!ソンチェフくん
かわばたすみれ。小学4年生。
転校生のソンチェフ君もクラスにすっかりなじんで、
来る水泳大会にみんなでワクワクそわそわ。
泳ぎの苦手なすみれちゃんもドキドキ…。
だけど、もういっこ、ドキドキの理由ができました。
はじめての気持ちを知って、
ともだちが特別になって、
毎日が発見でいっぱいのすみれちゃんです。
【編集担当からのおすすめ情報】
4集でやってきた、ロシア人のソンチェフ君。
帰国する日が近づくにつれ、子供たちそれぞれに
いろんな思いがあふれてきたようです。
気持ちを形にして、一生懸命伝えようとする子供たちのまっすぐな姿。
一方で、すみれちゃんのおかーさんのエピソードでは、
言葉にできない感傷を抱えたまま生きる大人の姿も描かれます。
みんな誰かを思いやって、誠実に生きている。
さまざまな年代に寄り添う、優しいドラマがここにあります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
47
こりゃ・・・大人泣かせもいいとこだ。すみれちゃんの初恋、お母さんのお父さんとの思い出。恋真っ盛りに・・初恋は破れるものよ・・ボソッと独り言。三か月しかいなかったソンチェフ君だけどこの小学校の思い出はいつまでも残るはず。あと一冊・・これも全巻再読だわ(^^♪。2018/06/08
いっちゃんず
20
初恋とか、友情とか、別離のつらさとか、不安とか。主人公のすみれちゃんを始めとする登場人物の気持ちがストレートに伝わってきて、泣いた。これが最新巻。IKKI廃刊により次の巻で終了となるのはとても残念。…この感想を書くために、うっかり通勤電車で読み直しをして、また泣く。学習能力ないのか俺?最近、涙腺をコントロールできていないぞ俺!2015/02/15
びすけっと
19
2014年11月刊。初出 IKKI。ソンチェフくんとのお別れの巻。珍しく連載もの、という感じでお話が続きました。ソンチェフくんのあいさつがいい!「 「こないだ春場所やったばかりだと思ったら、もう名古屋場所?」みたいな時間の流れ方でした…」。 ちょっぴり大人びた菫でしたが、この巻ではそう感じなかったです。むしろこうして少しずつ大人になっていく雰囲気を感じました。この作品が好きです。IKKIは廃刊だけれど、すみれファンファーレはどこかで続いて続巻が出ることに期待します。2014/10/30
hydrangea
14
麦わら帽子のエピソード、最後の1頁が秀逸で心に残りました。穴の開いた帽子に向けた一言に、うっすらと涙が出てしまうかもw素敵な母親がいて、すみれが羨ましいです。掲載誌が休刊は残念ですが、次巻は出るようですので愉しみに待つことにします。2014/11/03
akihiko810/アカウント移行中
13
古本漫画5/6巻。シングルマザーの元で育つ小学生すみれちゃんは、今日もみんなの笑顔のために頑張る。7.5/10点 ロシアからの転校生、ソンチェフくんとのお別れ。自分でも気づかなかった、彼への思いに今更ながら気づく。「小学生」という時間が、人生においてどれだけ豊かだったか、ということがわかる静かな良作。すみれちゃんの健気なキャラが可愛い2020/07/08