出版社内容情報
凄絶な中田の運命!!そしてよるくもは!?
貧しいが、明るい働き者の娘だった、キヨコ。
最下層の出身で“命使い捨て”の殺し屋、よるくも。
よるくもの育ての親・中田はキヨコの母を殺し、彼女をさらった。
自らの命が長くないことを知る中田は、キヨコをよるくもの保護者としようと考えたのだ。
あとは、自分たち最下層民をいたぶり続ける支配者「荒磯精肉」の御曹子・王子を殺す必要がある。
中田はよるくもを伴い、王子の屋敷へと乗り込んだ―――
今巻はスタート早々、王子と中田の闘いがクライマックスを迎えます!
そして、想像することさえ拒否したい結末へ……!!
【編集担当からのおすすめ情報】
他人に尽くすことでしか自己の存在を認識できないキヨコ。
呪われた被差別者としての怨念で命を燃やす中田。
強く美しいよるくもの身体を手に入れることで自らの弱さを越えようとする王子。
そして、キヨコの料理を食べるという行為で生を確認してきたよるくも。
欠損しねじ曲がった心を抱えた人間たちが、希望と絶望を命を懸けてぶつけ合います! もはや、全員の魂が救済されてほしい! 担当編集者は祈っております!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
exsoy
30
どんでん返し。でも中田は還らない。2016/05/02
眠る山猫屋
12
森の底の底。やっぱり中田は帰っていった。蝿がたかることによって、中田の死をキヨコが受け入れるシーンが心に残る。そしてキヨコは遺された半身を求めて、森の住民になってゆく・・・。なんというか、とても怖い漫画だ(良い意味で)。2014/06/17
RE:PIRO
12
正気を保った人間がひとりもいなくなったカオス作品。 作品全体に負のオーラが漂いまくってる。 これでハッピーエンドになったらある意味ミラクル。2013/08/12
あっちゃん
8
キヨコ覚醒。王子はクソだけど何か百は嫌いにはなれないなぁ。次で最後かな?2013/09/19
十六夜(いざよい)
6
なんだかみんな壊れてく。死んだ者は帰ってこない事にようやく気づいた小辰。ようやく自分がしてきた事の重圧が理解出来たのだろう。キヨコは小辰を救えるのか。2016/02/13