出版社内容情報
「開拓者」としてマナ・オーガは碧王を飛ぶ
第一次移民と第二次移民との間で、終わりの見えない戦争状態が続いている碧王星。子宮に現地生物「ニーバス」の体組織を移植し転送兵となったマナ・オーガは、実戦を経て新たな役割を与えられていた。それは転送に不可欠の「ポイント」を新たに作り出す「開拓者」となること。いまだ謎の多い転送兵の存在、転送隊の成り立ちが、徐々に明かされていく。そして、マナの特異な能力は、戦争の行く末にも影響を与えはじめていた。
【編集担当からのおすすめ情報】
完全単行本描き下ろしに移行した最初の単行本がついに登場です。一冊まるまる初登場という描き下ろしならではの醍醐味をぜひ味わってください。あの『天顕祭』を描きあげた白井弓子ならではの壮大な物語。この第3集までをまとめて一気に読むと、かなりの満腹感&もっと読みたいという空腹感が出てくるはずです。ぜひまとめてお読みください!
白井 弓子[シライ ユミコ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
23
主人公がレベルアップしてきた。座標空間のイメージがリアルだ。この後、どうなるのだろう?2017/04/16
たまきら
21
なぜ主人公は特別なんだろう?現実と仮想空間の境目が良くわからなくなってきてめまいがしました。教育によって植え付けられた観念に基づき戦う兵士たち。利用される命に、子宮の中の組織も数えるべきでは?母体が拒絶反応を起こさなかった時点ですでにこの組織はある意味そのひとの生命共同体なわけで…。うっへえ。2024/07/10
しゃちべえ
10
それでもだらだらっと3巻まで読んでしまった。3巻は初めて読む。マナに開拓者のギフトが目覚め、他の新兵にはまた別のギフトが…。マナだけが何かに恵まれたのではなく、そもそも移植された新型の胚に秘密があるのか?ラストの目がある転送装置?が非常に怖い。この先、どこへ行くのか…。2013/05/07
JACK
8
☆ 転送兵のマナは新米たちの中では特殊な存在になっていた。座標空間を自由に移動し、新たな転送ポイントを見つける探索者の素質を持っていたのだ。探索者は座標空間の中で転送器官が見せる幻影に惑わされず、自分を確かに持っていなくてはならない。さもなければ、昔、犠牲となったエレナの様に、転送器官を自分の子供の様に感じてしまい、狂っていくのだ。マナの戦いは過酷になっていく。2013/03/03
夜の女王
7
☆☆☆ 1、2巻を読んでから大分経つのでイマイチ話が把握できてない。ちゃんとした感想は前を読み終えてから。とりあえずラストのシーンが気持ち悪いけど意味深。2014/10/09