出版社内容情報
マナ、初の実戦。転送空間の深淵を見る。
子宮に異生物ニーバスの体組織を移植された転送兵となり、
初の実戦へと赴くマナ・オーガ。
連続した転送により、空間を抉り取っていく攻撃的転送で、
敵である第二次移民(セカンド)の基地を急襲する。
転送兵であることに慣れていくマナだが、
その身には異変が生じ始めていた。
それを見つめるアルメア軍曹、
さらには様々な立場の人々の思惑が交錯する。
圧倒的な世界観で迫る、壮大なるSF戦記。
2010年度 文化庁メディア芸術祭・審査委員会推薦作品。
【編集担当からのおすすめ情報】
妊婦が兵士! そんなド肝を抜く世界観のWOMBSの第2集。
緻密な設定&ダイナミックな筆さばきによる、
あり得ない世界とリアリティあふれる描写の両立が最大の見所です。
どんどん深みを増していくこの物語を、ぜひ読んでください!!
白井 弓子[シライ ユミコ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
22
残りの2巻から5巻を買ってきた。2巻では、ハードな軍隊模様と不安定な精神状態が描かれる。その飛躍ぶりに読んでいる方が不安感でいっぱいになる。子宮で思考しているような感じ?(男なので想像でしかないが)2017/04/13
たまきら
21
謎が増えていく2巻です。設定についていくのがやっと。多くの人が一番忌避するであろう妊婦たちの軍服。新たな命を生むための臓器が子どもを産む以外に利用され、同胞殺しに使われるという設定が、戦争の愚かさを逆説的に伝えている気がします。どの女性兵士のエピソードもイタイ。愛する人の子どもを産むために使えない子宮って、悪夢。ここもなんだか少子化が進む現代社会の皮肉に感じます。2024/07/10
ピク
18
胎内にワープする生体兵器を育てて10週経ったマナは、いよいよ実戦に送り込まれる.死地をくぐり抜け、兵器となった自分を自覚していくが、一方で生体自身は自らを守る為に、あたかもマナの子供のようにワープ時の虚無の中で振る舞う.そんな幻影を振り払おうとするマナだが、はたしてこの戦争、この戦略に、軍から叩きこまれるほどの正義が本当にあるのかどうか、周囲には不明な点が多過ぎて。。。 /まだ謎が多いにも関わらず、この世界に説得力を与える描写、リアクションが的確で、唖然とする設定を自然と呑みこませてしまう.良い!2013/06/28
てんてん(^^)/
10
薄皮をはぐように世界が見えてきた。でも、まだまだ謎がいっぱい。ことに、ニーバスという存在に興味津々。ただこちらが利用するだけの生物ではなく、意思を持った存在のようだけど。。。「探索者」と呼ばれるチーフミミもミステリアスで彼女が出てくると何かドキドキする。ニーバスと探索者の関係、探索者と他のウームズの違いが何なのか、早くも次が気になる。なのに次巻12月とはまた遠い!!続きが待ち遠しいです。。。2011/02/27
椿
8
いよいよ実戦。マナの奇妙な点って、何だろう。人工子宮なんてあるのか〜凄いなぁ。2015/02/14
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