感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのじつ
5
一転、敵討ち執行法を成立させた政治家たちのパワーゲームを背景に、彼らのコマとして扱われる既出キャラクターたちと妾腹の御曹司ケイタの周辺が扱われる。休憩中の死神の大鎌に手を添えて他人の死期を操る…そんな妄想が浮かぶヒグチの所行。マトモとは言えない行いをすることを知りつつ、それが「使える」やり口であると上司は踏んで、放し飼いにしている。敵討ち執行の為に必要だったのは、特殊な戦闘力ではなく、何とも思わず人を殺めることが出来るその心。2014/01/11
みなみ
4
敵討ち執行法の存続自体が危うくなってくる、クライマックスに向けてのストーリーの大きな転換点の巻。面白さで言うとちょっといまいちだったけど、そもそもこれはコミックスを開いて独特の世界観を楽しむ作品かなと思ってるので特に不満なし、11~12巻に期待。車のボンネットにふっと雪の最初のひとひらが落ちるシーンとか、こういうの描く漫画家って他に居そうで居ない。この作者の描く思いっきり抒情的なメロドラマとか読んでみたい。2015/12/26
眠る山猫屋
2
再読はここで終わり。 初読時は田中がなんだか気に入らず読み難かったが、再読してみて、田中(とyo-ko)のパートのラストシーンは、心に残る美しさがあった。ふたりで雪の中を朝まで散歩、なんだか羨ましい。2016/03/25
mochi
1
YO-KOが意外に大人。田中は全然すきじゃないけど、最後のシーンはよかった2025/04/21
web-holic
1
溝口さん…2008/07/05
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- 和書
- ラヴレター 角川文庫