出版社内容情報
今日も人情が江戸を彩る!
晴れの日もありゃ
雨の日もある。
困った時ぁ、
誰かが傘を
差してくれるもんさ。
江戸に生きる町人達。
彼らの情味溢れる珠玉エピソードを
作者自らが厳選!
【編集担当からのおすすめ情報】
江戸の市井の人々が紡ぐ、胸に染み入る心優しき人間ドラマ。
第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞に輝いた作品を、
単行本未収録のエピソードの中から作者自らが厳選し、単行本化!!
『江戸のたまもの』と2冊同時発売!!
昌原 光一[マサハラ コウイチ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
1039kuri
14
表紙買い。お話とお話の間の黒いページ、江戸の夜の暗さに想いをはせました。花火がドーン、と周りを照らした一瞬に見えるもの…。却って現代よりも、あれこれが鮮明に見えたのかもしれないなあ。心や、想いや、大切なことが。2016/08/21
アーチャー
9
書店でカバーイラストにひかれて購入しました。作者作品を読むのはもちろん初めて。江戸を舞台にした人情話が多いですが、短編集なので、それぞれの面白さがあります。個人には特に5話の画風と6話の結末の怖さが好き&オススメです。2016/07/03
がっちゃん
2
諦めて死ぬか諦めず生きるか2020/09/14
花川戸助六
2
「江戸のたまもの」と同時購入です、こっちも良いです。熱帯夜の眠れぬ夜のお友達になってます。2016/07/09
ヨックモック
1
何か地味ってオチが地味だ。スッキリするオチも、短編にありがちな雰囲気最優先のほんわりふわっとしたオチも、モヤッとして終わるオチも、いずれのタイプでもパンチが弱い。でもそれが悪いわけではない。さくっと閉めるラストには、クサすぎない程度の情緒が必ず伴っている。過大に盛り上げるわけではないその雰囲気が、江戸の街の人々の合歓に生活感を付与させている。簡単なようできっと難しい「さくさく読める良い話」だ/一方でキャラデザインは絵本的な誇張が効いていて、デフォルメが海外アートっぽさも感じるところがある。エキゾチックだ2016/09/25