出版社内容情報
人生最後に愛した人は、女詐欺師でした。
ひとり豪邸に暮らす画家・梅山龍夫は、たまたま自分の家を写生していた人妻・みどりに一目惚れをする。
意を決して彼女に「ヌードモデルになってほしい」と頼んだのをきっかけに、二人は猛スピードで男女の仲に。
「すべてを捨てて、自分のもとへ来てほしい」という条件を出し、自分の全財産3億円をみどりに渡そうとする梅山だが、みどりが“とんでもない”過去を持つ女だということが発覚し…!?
人生最後の純愛を描いた表題作「遊誘惑星」のほか、娘の恋人の母親との秘めた熱情を描く「星食に遭う」、売れない漫画家の、ひと夏のホラーチックな恋愛体験を描く「星空怪談」の全3篇を収録!
弘兼 憲史[ヒロカネ ケンシ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
momogaga
23
レンタル。キーワード「画家」「結婚詐欺」「チャラ男」。愛するということは決して疑わないこと。どんなことがあっても君は悪くないよ。2019/06/25
ぐうぐう
13
三話が収録されているが、最後に配置された「星食に逢う」がいい。人は見かけで判断できないという主題が、意外な展開を呼んでいるのだ。皮肉が持ち味のシリーズ、それが価値観の逆転を生み、その先に思わぬ幸せが待っている。人生の、しかも晩年に訪れる捩れは、案外悪くない。そう思わせる味わいが、このシリーズの美点だ。2019/01/14
fumikaze
7
漫画「黄昏流星群」再読。私も、生活の心配が無いぐらいのお金があったらどんなに気楽だろう。2018/01/04
ひーたろり
0
気付くと二巻くらい進んでます。2017/02/17